堺市では、南海本線の石津川以南の高架化を行うべく連続立体交差事業の計画(2005年8月23日に都市計画決 定)を進めてきたが、このほど関係機関との協議調整が整い、側道等の関連する事業と併せ、11月7日付けで 「南海本線連続立体交差事業」としての事業認可を取得した。 同事業は、地表を走る鉄道を高架化することで踏切を除却し、踏切による交通渋滞や騒音を解消し、併せて鉄 道により分断されている市街地の一体化を実現するもの。 事業延長は約2.7?(株)(堺市域約2.3?(株)、高石市域約0.4?(株))で、7箇所の踏切を除却し、諏 訪ノ森駅と浜寺公園駅の二駅が高架化される。関連する側道は約2.9?(株)(東側約1.1?(株)、西側約 1.1?(株))、鉄道と交差する都市計画道路は諏訪ノ森神野線、常磐浜寺線、浜寺鳳線の3線。 また、関連事業として諏訪ノ森駅前整備、駅前交通広場整備(諏訪ノ森駅、浜寺公園駅)、浜寺公園駅前土地 区画整理事業が進められる。 市では今年度内に地元説明会を行い、2007年度から用地関連の地権者説明や用地取得の調査・測量等に着手す る。全体の概算事業費は約423億円で、2018年3月末の完成予定