「持続可能な社会」形成へ 最新技術・情報を発信 湖国から世界に向けて環境ビジネス分野における最新の技術・情報を発信―。 環境をテーマにした見本市「びわ湖環境ビジネスメッセ2006」が先月25日から 27日までの3日間に亘り、「滋賀県立長浜ドーム」で開催された。環境ビジネ スの振興を目指し、1998年から産・学・官が連携して開催しているもので、第 九回を迎えた今回は、過去最多となる260の企業・団体・大学・研究機関など が出展。「環境こだわり県滋賀」から最先端の環境技術・情報を発信するとと もに、ビジネスチャンスの輪を広げるなど、大きな成果を残した。 ※写真上:オープニングを彩るテープカット ※写真下:環境ビジネス分野における最新技術・情報を発信するとともにビジ ネスチャンスを促進した「びわ湖カ環境ビジネスメッセ2006」の出展者数 は過去最多(260)となった。
地球環境の保全、化石燃料からの脱却、自然エネルギーの活用など、経済と環境が両立した「持続可能な社 会」を構築していくための環境対策は、今世紀における最大の課題であり、その解決に向けたビジネスチャン スは、グローバル経済の進展に伴って急速な広がりを見せている。 一方、我が国最大の淡水湖・琵琶湖を懐に抱える滋賀県では、環境問題といち早く取り組み、現在も滋賀県環 境基本条例(1996年3月策定)、マザーレイク21計画(2000年3月策定)などに基づきながら環境保全の推進 に努めている。 「環境こだわり県滋賀」において1998年から開催されている「びわ湖環境ビジネスメッセ」は、経済と環境が 両立した「持続可能な社会」形成の担い手である環境ビジネスの振興を目的として滋賀環境ビジネスメッセ実 行委員会が主催しているもので、今年で九回目。過去8回で出展者累計が1,700に達するとともに、来場者に ついても32万人を突破するなど、環境保全とビジネス振興に寄与する国内最大級の環境総合見本市に成長を遂 げた。 最先端の環境技術・情報を発信するとともに、より多くのビジネスチャンスを提供する「びわ湖環境ビジネス メッセ」。先月25日から27日までの3日間に亘って「滋賀県立長浜ドーム」で開催された今回は、過去最多と なる260者からの出展があり、同時にセミナーやシンポジウムも開催された。 出展者ニーズを重視した展示ゾーンは、新エネ・省エネ、浄化(水・大気)、廃棄物処理・リサイクル、エコ プロダクツ、産学官連携、環境ソリューション、環境土木・環境建築、環境バイオ、ベンチャー、国際の10分 野に分かれ、企業、団体等の各出展者が環境関連技術、製品、商品、サービスなどの粋を展示。また、インキ ュベーション、環境ビジネスKANSAIプロジェクト、中小企業向け環境マネジメントシステムに関する特 設ゾーンも設けられた。 一方、セミナー及びシンポジウムも長浜ドームや長浜バイオ大学、長浜ロイヤルホテルなどにおいて▽環境ト ップセミナー「持続可能な経済社会の実現を目指した企業経営」、▽中小企業のための「環境ビジネス」七つ の成功報酬、▽環境とバイオセミナー「環境中の微生物を知る」▽アクアゲノムシンポジウムinびわ湖▽土 壌第3者評価委員会シンポジウムーなどの多彩なテーマで開催され、高い関心を集めた。 京都議定書発効などを機に、一層拡大していく環境ビジネス。「びわ湖環境ビジネスメッセ2006」は、情報発 信・交流、ビジネスマッチングの拡大などに多大な成果を残した。