（株）長谷工総合研究所はこのほど、９月の近畿圏マンション市場動向をまとめた。新規発売物件数は80件 と、前年同月比11.1％増を示したが、新規供給戸数は2,275戸で、同16.1％減となった。 １から９月累計では前年同期比3.0減の２万1,423戸となり、年間では３万戸は上回る見込みとしている。 ９月の初月販売率は前年同月比1.1％増の76.7％を示し、地域別では大阪市、神戸市、東大阪、南大阪、京都 市で80％を上回るなど好調に推移した。分譲中戸数は前年同月比164戸増の3,688戸、完成在庫は同131戸減の 730戸だった。 分譲?単価は41万８千円／?と、前月比13.5％ダウン。各地域の郊外エリアでの供給が多かったこともあり、 単価が下落した。 平均価格は3,283万円で、前月比2.5％減。平均面積は前月比8.71?広い78.45?となっている。 地域別の供給・販売動向は次のとおり。（記事中の％はいずれも前年同月比） ▽大阪市＝11件・345戸（72.6％減） ▽南大阪＝10件・276戸（55.9％増） ▽東大阪＝８件・154戸（242.2％増） ▽北摂＝８件・263戸（27.9％減） ▽神戸市＝５件・132戸（54.3％減） ▽阪神間＝13件・321戸（93.4％増） ▽その他兵庫＝４件・95戸（３.3％増） ▽京都市＝八件・243戸（155.8％増） ▽その他京都＝１件・40戸（ー） ▽和歌山県＝１件・10戸（42.9％増） ▽奈良県＝６件・156戸（6.8％増）