６３億円でダイヤモンドリースグループに 延べ１４，５００?規模 酒蔵イメージ 京都市文化市民局は、ＰＦＩ事業「伏見区総合庁舎整備等」を行う民間事業者 を総合評価一般競争入札で八日、ダイヤモンドリースグループ（代表＝ダイヤ モンドリース?、構成員＝?竹中工務店、?藤井組、?増田組、日本管財?、 協力会社＝?松田平田設計、?高松伸建築設計事務所、?甲田工業所、近建ビ ル管理?）に決めた。
【写真】ダイヤモンドリースグループが提案した新庁舎の外観 落札金額は63億46,239,125五円だった。伏見の酒蔵と古都らしい白壁・格子をモチーフにした庁舎、区民の交 流・活動スペースなど総延べ約１万4,500?規模の施設を建設するというもので、19年７月の着工、20年12月 の竣工めざす。政令指定都市の区庁舎整備でＰＦＩ手法（ＢＴＯ方式）の導入は初めて。 事業者選定は今年２月に募集要項が公募され、３月に応募事業者からの参加表明と資格確認申請を受け付け た。５月に一グループが入札書と提案書を提出、８月８日に総合評価一般競争入札が実施され、63億 46,239,125円で落札したダイヤモンドリースグループに。提案書の内容についても、橋爪紳也大阪市立大学教 授を委員長とする審査委員会が厳正に選考し、同グループに決めた。12月に両者間で事業契約を締結する。 建設地は現区役所敷地内北側約500?（鷹匠町）と北側隣接地（元宝酒造工場敷地）約7,150?の計約7,650? 平方?。規模はＳＲＣ造地上４階（一部３階）建て延べ約1万4,500?で、約18?の高さ。提案施設は区役所約 9,000?平方?、青少年活動センター約1,000?、市民交流スペース約4,500?。敷地西側に通り広場や、来客 用駐車場50台などを備える。 庁舎の外観は、伏見の酒蔵と古都らしい白壁、格子のモチーフを組み合わせたデザイン。酒どころ、名水に 指定された伏流水など伏見の水をイメージした水盤などを設けるほか、多目的ホールや会議室などを備えた交 流スペースの設置、太陽光発電など自然エネルギーに加えて、雨水、井水などを活用した環境共生型庁舎の実 現をめざす。またＰＦＩ方式の導入で、市が直接建設などを実施した場合に比べて、約10％のコスト縮減を見 込まれる。 新庁舎の供用開始は21年３月、施設の維持管理は36年３月まで。