アルカリ骨材反応（ＡＳＲ）によって劣化したコンクリート構造物補修工法、 ＡＳＲリチウム工法の普及拡大に向け、昨年７月に発足した「ＡＳＲリチウム 工法協会（会長＝霜出修司・?鴻池組常務取締役）」は７月20日、広島市南区 民文化センター（広島市南区比治山本町）で「コンクリート構造物の劣化に関 するフォーラム」を開催した。
【写真】約250名が参加した広島フォーラム
フォーラムでは、同協会技術顧問の宮川豊章・京都大学大学院教授が建設分野の最新動向や維持管理分野の最 新技術などに関するテーマで話を進めた特別講演「コンクリート構造物の劣化と補修・補強・アップグレー ド」をはじめ、同協会委員からのコンクリート構造物の劣化要因と対応策に関する技術情報紹介、またＡＳＲ リチウム工法についての工法概要や劣化抑制メカニズム、設計手法、施工事例報告が行われ、約250名の参加 者の大きな関心を集めていた。 同協会では今後も各地でフォーラムを開催する予定。 工法に関して詳しくは協会事務局（?鴻池組内・?06-6244-3862）まで。