（株）長谷工総合研究所がまとめた６月の近畿圏マンション市場動向によると、新規供 給戸数は2,695戸と前年同月比10.9％増だった。新規発売物件数は73件で、同28.1％増 に。なお、新規供給戸数について今年１月から６月では合計１万4,311戸で、前年同期 に比べ1.7％増となった。 初月販売率は80.5％で、今年初めて80％を上回った。大阪市や阪神間での大規模物件を はじめ、好調な販売結果となったことが販売率アップの要因となっている。分譲中戸数 は前年同月比451戸増の3,782戸、完成在庫は689戸と前年同月比242戸減少した。 分譲?単価（3.3?単価）は43万１千円と前月比1.7％上昇。また、平均価格は3,309万 円と五カ月連続で3,300万円を上回り、価格上昇が顕在化している。平均面積は前月比 2.08?狭い76.73?となっている。 ６月の地域別の発売物件数及び供給戸数は次のとおり（文中の％は前年同月比）。
▽大阪市＝14件・574戸（5.7％減） ▽南大阪＝７件・243戸（131.4％増） ▽東大阪＝６件・291戸（6.2％増） ▽北摂＝10件・336戸（53.4％増） ▽神戸市＝７件・180戸（59.9％減） ▽阪神間＝13件・457戸（155.3％増） ▽その他標語＝３件・75戸（−） ▽京都市＝２件・34戸（87.8％減） ▽その他京都＝３件・190戸（−） ▽和歌山県＝１件・14戸（70.8％減） ▽奈良県＝４件・131戸（27.6％減） ▽滋賀県＝３件・170戸（95.4％増）