消防局庁舎建設にわくわく （社）大阪建設業協会（淺沼健一会長）主催の「親子現場見学会」が26日に開 催された。同協会広報委員会（河合次郎委員長）が企画したもので、今回は小 学校高学年の児童と保護者12組24名が参加し、清水・大本・栗本・中林特定Ｊ Ｖが大阪市で施工を進める「大阪市消防局庁舎（西消防署併設）建設工事現場 （大阪市西区九条南１−12）」を見学した。 見学会ではまず、主催者を代表し河合委員長が「普段見ることのできない現場 を見学して建設業というものを理解してもらい、できれば将来私達の仲間にな って下さい」と挨拶。この後、着工から山留め、地中障害撤去、杭、掘削、基 礎底盤配筋、地下躯体などの各工程の説明を三木正道所長から受けた後、ヘル メットを装着し現場内の１階、２階部分やクレーンでの吊り上げ作業を見て回 った。 同工事は、大阪市が消防局本部庁舎の耐震化及び、本部機能高度化を図ること を目的に消防局庁舎と西消防署併設の整備を進めているもので、2005年２月の 着工、2007年６月完成予定。ＲＣ一部Ｓ造地上八階建て、延べ面積約１万 7,358?の規模。屋上部分の鉄塔は七六?で、地上からの高さは119番に合わせ 119mという。基本設計は大阪市住宅局営繕部、実施設計・監理は安井建築設計 事務所。
見学を終えた児童からは、現場内で目にした作業車の名称・用途や、「建設費はいくらですか」「工事が終わ ったらクレーンはどうなるの」「現場で働いている人数は」などのほか、「建物全体で鉄筋はどれくらい使わ れていますか」と中には専門的な質問も飛び出し、三木所長はその一つひとつにわかりやすい解説を加えてい た。
【写真上：実際の現場には初めて見るものばかり】
【写真下：完成予想図】