環境省は、2006年度の環境技術開発等推進費として新規に採択した課題を発表 採択された課題は、アスベスト飛散抑制対策に資する技術開発課題4件を含め全部で15件。応募総数は135件。 応募課題数 採択課題数 ▽技術開発 ： １９ ４ ▽基礎研究開 ： ４４ ３ ▽実用化研究開発 ： ４６ ６ ▽総合型研究開発 ： ８ １ ▽フィージビリティスタディ研究 ： １８ １ アスベストの飛散防止技術分野として採択されたのは、住友大阪セメントの「アスベスト飛散防止用封じ込 め工法の開発」。アスベストを無害化する処理剤と封じ込める材料を開発し、開発された材料を使用して安 全で効率的にアスベストを封じ込める工法を開発する。 開発する薬剤 ▼アスベストを無害化する「無害化処理剤」 ▼アスベスト表面を固化する「浸透固化剤」 ▼セメントや石膏、ポリマーなどで表面を覆ってアスベストの飛散を防止する「表面被覆剤」 上記３種類。 □アスベスト飛散抑制対策に資する技術開発課題 ４件 ▼アスベスト飛散防止技術分野 「アスベスト飛散防止用封じ込め工法の開発」（若杉三紀夫 住友大阪セメント） ▼大気中アスベスト濃度測定技術分野 「大気中石綿濃度測定のためのサンプリング装置の開発および自動計数システムの構築」（井上義雄、大阪大 学ほか） ▼大気中アスベスト濃度測定技術分野 「空気中繊維状粒子リアルタイム検出法におけるアスベスト粒子検出確率向上技術に関する研究」（板部敏 和、独立行政法人情報通信研究機構ほか） ▼大気中アスベスト濃度測定技術分野 「気中アスベストの位相差顕微鏡自動計数システムの開発」（斉藤恒生、柴田科学ほか） 環境技術開発等推進事業新規課題一覧 [PDF 22KB] http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial8226&hou_id7287