社建築業協会関西支部（淺沼健一支部長）の「平成18年度支部総会」が14日 、大阪市内のホテルで開催された。総会には淺沼支部長並びに本部の野村哲 也会長及び、支部会員各社の代表ら約100名が出席し、支部の活動報告を行う とともに講演会などが行われた。 総会では、初めに主催者を代表して淺沼支部長が挨拶。淺沼支部長はまず、 耐震偽装やアスベスト問題等で失われた業界の信頼を取り戻すためには「真 面目にものづくりに取り組むほかはない」と強調、信頼回復へ向け会員各社 の一層の取り組みを呼びかけた。 支部活動については、関西の地域性を踏まえた「支部独自の活動を推進して いく」としながら、技術と経営に優れた産業にするためには優秀な人材が志 す環境整備が必要だとし、「本部との連携を密にしながら会員各社と高い信 頼関係を築き、一体となって建築業界のレベルとイメージアップに努めてい く」と決意を語った。 次いで挨拶に立った野村会長は、「建築を通じて社会に安全と安心を提供す る」という建築業の社会的責任と役割を再認識し、「確かな技術に立脚し社 会からの信頼回復と確立を目指すことが我々の使命だ」とし、これに沿った 活動方針を述べた。
また支部活動については、「積極的なイメージアップ活動に取り組んでいる」とし、仮囲いキャンペーンや漫 画大賞の実施など、「本部とは趣を異にしながらも、注目度の高い活動」と評価、本部との連携を一層強化し ながら、「引き続き関西支部の活発な活動に期待する」と呼びかけた。 総会ではこの後、支部運営委員会の高木嗣郎委員長による支部活動報告や、本部の吉野洋一・専務理事の本部 近況報告が行われたほか、「日本人と危機管理」をテーマに作家の井沢元彦氏の講演会が行われた。
【写真上】挨拶をする浅沼支部長
【写真下】挨拶をする野村会長