大阪市中央区大手前３丁目で府警察本部棟新築第２期工事を進めている竹中・ 間・安藤・銭高・松村・ベクテルＪＶの代表者である（株）竹中工務店大阪本 店は全国安全週間中の４日、大阪中央労働基準監督署の佐野正照所長を迎え て、特別安全訓話・安全巡回を現地で行い、さらなる安全意識の高揚を図っ た。 現場は2003年７月15日の着工以来、無災害で作業が進められている。無災害労 働時間は６月末時点で、建築67万1,525時間、電気設備10万6,448時間、機械設 備16万3,472時間に及ぶ。同日作業所で、岡田因善総括所長が力強い口調で、 「全員参加で安全文化を確立してほしい」と作業員に呼びかけた。 この後、竹中工務店安全環境部門の古川政彦部長、佐野署長がそれぞれ壇上に 立ち、安全訓話を行った。この中で古川部長は、「大阪本店では2003年11月以 降、延べ９万時間に及んで死亡災害ゼロを続けている。一人ひとりが安全に対 する意識を高め、無災害１億時間の達成に向けて頑張ろう」といい、また、佐 野署長は「やらされているという意識から、やるという意識へ、自分の頭で考 え行動に移してほしい。今を大切にしてほしい、それが安全につながる」と力 を込めた。引き続き、安全巡回が行われ、2007年12月10日の竣工をめざしてい る現場作業の様子を見て回った
規模は、ＳＲＣ造（一部Ｓ造）地下３階地上10階建て、延べ約11万8,000?のうち、２期工事は約６万2,000 ?。今月末までに一階の内装工事を終わらせ、８月中旬頃までに躯体工事の完了させる。12月末にはヘリポー トやガラスカーテンウォールといった外装工事を仕上げ、2007年１月から仕上げ工事に着手する。現時点の工 事進捗率は57％。設計は（株）黒川紀章建築都市設計事務所が担当している。
【写真上：安全巡回のもよう】
【写真下：岡田所長と佐野署長（右】