（株）淺沼組大阪本店（大杉静男・代表取締役大阪本店長）の「第38回安全 大会」が23日、大阪市中央区の府立女性総合センターで開催され、約290人 の参加者は新たな決意で労働災害の絶滅を誓い合った。 大会では物故者に対する黙祷が行われた後、まず大杉本店長が挨拶した。大 杉本店長は、死亡災害について建設業が全産業の中で依然として高い割合を 占めていることや、その内容も墜落・転落などの三大災害が全体の約60％を 占めていることを説明し「より積極的な労働災害防止活動の徹底を図り、安 全衛生管理活動を確実に推進することが必要」と指摘。そして「災害ゼロ」 から「危険ゼロ」の職場づくりをめざして「店社・作業所並びに協力業者が 一丸となって実効ある方策を講じ、一人ひとりが安全意識の高揚と定着を図 り、規律ある安全活動の取り組みを」と呼びかけて挨拶を終えた。 また、大杉本店長は挨拶の中で、2006年度の同社の安全衛生管理計画につい て▽墜落・転落災害の防止▽建設機械・クレーン等災害の防止▽倒壊・崩壊 災害の防止を重点目標として取り組むことを紹介した。
【写真上】淺沼組大阪本店の安全大会
【写真下】大杉本店長
続いて挨拶した大阪本店安全衛生協力会の森吉三郎会長も、昨年度の安全成績の反省を踏まえながら「安全 第一を実践し、災害ゼロに近づける現場の環境づくりに努めたい」と決意を示した。この後も大会では、大 阪中央労働基準監督署の佐野正照署長による来賓祝辞、大会宣言、安全表彰、安全ポスター・標語の入選発 表、特別講演などが行われた。