安全文化の確立目指して 建設業労働災害防止協会大阪府支部（淺沼健一支部長）の主催による「第41回 大阪府建設業労働災害防止大会」が16日、大阪市天王寺区の大阪国際交流セン ターで開催された。大会には淺沼支部長並びに来賓、会員各社の代表ら約 1,100人が参加、人命尊重の理念の下、更なる労働災害絶滅に向けての取り組 みを誓い合った。 大会では、田中宏副支部長の開会に辞に続き、浅沼支部長が挨拶。淺沼支部長 は、建災防本部の中期計画に基づき、支部としても三大災害絶滅運動や支部独 自の活動を「継続的に実施し、特に転落・墜落災害の徹底防止を図っていく」 とし、「労働災害防止の重要性を再認識し、安全活動の適切な実施と着実な成 果を上げるよう支部としも努力していく」とその決意を語った。
【写真上：16日に開催された建災防の災害防止大会】
【写真誌下：挨拶する浅沼支部長と祝辞を述べる藤井部長（右】
来賓祝辞では、大阪府の太田房江知事から「産業の発展には安全で安心な職場づくりが重要。改めて労働災害 防止への取り組みをお願いする」とのメッセージ（代読＝戸田晴久・住宅まちづくり部長）が、また大阪市の 関淳一市長からは「建設現場で働く人たちの安全と健康を守り、快適な職場環境の整備を図るための努力に敬 意を表す」との言葉（代読＝渋谷康雄・住宅局営繕部長）が、それぞれ寄せられた。 次いで、大阪労働局の新島良夫局長からの、「死亡災害の減少には、各事業場における積極的な取り組みが不 可欠であり、現状を踏まえ基本的な安全対策を改めて徹底し、全国安全週間を契機として安全文化を確立させ る取り組みをお願いする」との祝辞が、藤井龍一郎・労働基準部長により披露された。 大会ではこの後、府内各作業所において安全活動に功績のあった個人や作業所、事業場に対する安全表彰式が 行われ、淺沼支部長から各代表者に賞状が手渡されたほか、安全宣言や安全講演、特別講演などが行われた。