鳳工業(株)(瀬藤利生社長)の「2006年度保安・安全衛生大会」が14日、大阪市中央 区の鴻池ビル・11階大会議室で同社安全協力会との共催により開催された。 13時30分から始まった大会には、関係者ら約200人が参加し、新たな決意で労働災害の 絶滅を誓い合った。 最初に挨拶に立った瀬藤社長は、協力会社をはじめとする関係者の日頃の安全活動の取 り組みに対し、感謝の気持ちを表した後で「全社をあげて組織的、計画的に安全活動を 推進し、職場の安全水準をさらに高めていきたい」と強調した。また、今年に入りこれ まで無災害を続けていることを報告しながら「これから年末まで『危険ゼロ』を合い言 葉に、この無災害を継続してほしい」と要望。さらに、瀬藤社長は「一人ひとりが基本 とルールを守り、いかなる事故も起こさないという強い決意を持って安全活動の取り組 みを」と述べた。
引き続き、挨拶した安全協力会の岡本亨会長(山田工業(株)社長)も、自分の身は自分で守るという意識を 持つことや自主的な管理の必要性などを呼びかけた。また、来賓祝辞では天満労働基準監督署の谷垣文雄署長 (代読=柏洋一次長)が、大阪労働局が定めた6月の「死亡労働災害防止強化月間」に対する理解や協力とと もに、安全対策の強化と充実などを要請した。 この後も大会では、安全表彰や安全宣言、安全講話、そして元全日空機長の乙訓昭法氏による特別講演「機器 (危機)に囲まれた機長の仕事」などが行われた。
【写真:瀬藤社長】