再生地は戸建分譲住宅を計画 大阪府住宅供給公社が実施していた「堺３団地建替計画及び再生地活用計画等事業提案競技」の最優秀提案者 に、ナカノフドー建設グループが選定された。いずれも公社賃貸住宅の整備とともに、活用地では戸建分譲住 宅を提案している。 対象となったのは、少林寺・少林寺Ｂ団地（堺市堺区少林寺町東３−２−11・18）、寺地町団地（堺市堺区寺 地町東３−１−27）、戎之町団地（堺市堺区戎之町東４−３−１）の３団地。３団地とも、公社賃貸住宅の建 替にあたり、周辺環境との調和や良好で活力ある市街地形成を図るため、良好な公社住宅の建設と土地の高度 利用により生じる土地の活用について民間からの提案を求めたもの。 最優秀提案者となったのは、ナカノフドー建設・隆栄建設・ワコートレーディンググループで、公社賃貸住宅 建設事業の提案者としてナカノフドー建設・隆栄建設特定建設工事共同企業体、再生地活用事業の提案者がワ コートレーディングとなっている。同グループの提案では、公社賃貸住宅として、少林寺・少林寺Ｂ団地でＲ Ｃ造六階建て37戸、戎之町団地でＲＣ造五階建て23戸を計画。寺地町住宅は少林寺・少林寺Ｂ団地と統合する としている。建設工事費等の総額は６億3,700万円（税抜き）。 また再生地活用事業では、三団地とも戸建分譲住宅を予定している。敷地面積は少林寺・少林寺Ｂ団地で 1,760?、寺地町団地1,280.68?、戎之町団地1,430?。土地取得価格総額は５億6,534万8,400万円（税抜 き）。 公社では選定理由として、「募集要項及び公社建築・設備設計指針等に定める提案条件に適合し、計画内容も 積極的な提案である」としている。公社住宅は2007年６月頃に工事に着手し、同08年４月の完成を予定してい る。