戸田建設（株）大阪支店（野村昇・執行役員支店長）の「2006年度安全大会」 が９日、大阪市中央区の大阪商工会議所・七階国際会議ホールで関係者ら約 700人が参加して開催された。 物故者に対する黙祷で幕を開けた大会は、最初に大阪支店中央安全委員会の委 員長でもある野村支店長が挨拶に立ち「この大会の成果を水平展開し、現場の 末端にまで周知徹底を」と要望。また、昨年度の安全成績の反省を踏まえなが ら「私自身も時間の許す限り現場を見て回り、作業員とのコミュニケーション を図りたい」と述べるとともに、自身の安全パトロールの経験として「作業員 が元気良く挨拶できている現場ほど無事故で竣工し、良い結果に繋がってい る」と説明した。そして、災害ゼロの実現に向けて「お互いに気持ち良く声を かけ合い、明るい現場を維持して安全文化の確立をめざしてほしい」と呼びか けて挨拶を終えた。 引き続き、大阪労働局労働基準部の伊藤秀一・安全課長、本社中央安全委員会 の鈴木道雄・副委員長、災害防止協力会連合会の向井敏雄会長の三氏が来賓を 代表して祝辞を述べた。このうち、伊藤・安全課長は６月を「死亡労働災害防 止強化月間」としていることを紹介し、理解と協力を求めるとともに、それぞ れの自主的で積極的な安全活動の取り組みを訴えた。
大会ではこの後、大阪支店災害防止協力会の中務了夫会長による大会宣言、安全表彰、特別講演などが行わ れ、参加者は決意も新たに労働災害の絶滅を誓い合った。
【写真上：大阪商工会議所で開かれた安全大会】
【写真下：挨拶する野村支店長】