（株）鴻池組大阪本店（天羽良一本店長）の「2006年度安全衛生大会」が５ 月30日、大阪市中央区の同社・11階大会議室で同社大阪本店安全衛生協力会 との共催で開催され、関係者ら約350人の参加者は新たな決意で労働災害の防 止を誓い合った。 大会では、最初に天羽本店長が挨拶に立ち「昨年は死亡・重大災害ゼロを達 成し、休業４日以上の災害についても２件にとどまり、当初の目標を達成す ることができた」と昨年の安全成績を報告。
そして、今年はこれまでに１件の災害事故が発生したことを紹介して「悲願の年間無災害は無理となったが 、今年後半に向けて計画性のある実践的で効率的な安全活動を推進し、無事故無災害をめざしてほしい」と 呼びかけて挨拶を終えた。 続いて、安全衛生協力会の渡辺睦翁会長も「建設業界を取り巻く環境は依然として厳しいが、いかなる状況 下にあっても安全第一は企業経営の根幹に係わるものであり、これまでと変わらぬ努力が肝要」と挨拶。ま た、渡辺会長は熱中症の防止対策として、専安連（大阪建設専門業安全協力会連合会）などが推奨する防暑 たれ（ネックガード）を現場の全作業員に協力会として無料配布することを報告した。 大会ではこの後も、大阪労働局の伊藤秀一・安全課長と（株）鴻池組本社の玉井啓悦・管理本部長による祝 辞、職員及び協力業者に対する安全表彰、落語家の林家染丸さんの特別講演「笑いと文化〜落語とかけて日 本を解く」などが行われた。
【写真左】天羽良一本店長
【写真右】協力会渡辺睦翁会長