魅了ある業界に （社）日本建築材料協会（藤井實会長、297社）の「2006年度通常総会」が19日、大 阪市内のホテルで開催され、新年度事業計画などの各議案を承認するとともに、役員 改選では藤井会長が再選された。 13時30分から始まった総会には、藤井会長をはじめ会員各社の代表ら約200人（委任状 含む）が出席。冒頭、挨拶に立った藤井会長は「全国的に景気が回復したと言われて いるが、業種や規模、地域によってバラツキがあり、手放しでは喜べない。 とりわけ、我々の建築材料業界ではまだ厳しい環境が続くものと考えられる」と現状 を分析した。そして「会員が一致結束して協力し、魅力ある業界に変えていかなけれ ばならない」と強調。
さらに、会員数が減少していることにも触れ、拡充を呼びかけた。また、藤井会長は挨拶の中で、来年開催 予定の「第19回総合建築材料・住宅設備展」（隔年開催）について言及し、現在「伝えたい。『安全』『安 心』」をテーマにその準備活動を進めており、会員の協力を要請した。 引き続き、藤井会長を議長として議案審議へと移り、各議案をいずれも可決、承認した。このうち、2006年 度事業計画では?建築材料の調査研究と普及啓蒙?広報活動の充実?異業種交流?会勢の強化ーを図ってい く。また、任期満了に伴う役員改選では、理事改選で重任した藤井会長が再選された。 総会ではこの後、優良社員表彰式や講演会が行われたのに続き、懇親会で会員相互の親睦を深め合った。
【写真】日本建築材料協会 藤井会長