青年部新部長に北谷氏 大阪府左官工業組合（北平省三理事長、82社）は16日、大阪市内のホテルで「第34回通 常総会」を開催し、2006年度事業計画などの各議案を承認するとともに、役員改選では 北平理事長を再任した。 午後４時から始まった総会には、加盟各社の代表者ら約70人が出席した。冒頭、挨拶に 立った北平理事長は「景気は良く成っていると言われるが、まだ我々の業界にはその実 感がない。確かに工事の件数は増えてきたが、発注単価に反映されていない。我々にと っては正念場だ」と厳しい現状を指摘。さらに、技能工の高齢化や若年労働者の業界離 れに伴う職人不足、技能の伝承、労働法の一部改正による派遣問題などにも言及し「解 決しなければならない課題が山積している。しっかりした対応を図るためにも専門工事 業が一体となって取り組みたい。組合員の皆さんにはこれまで以上に協力をお願いした い」と呼びかけて挨拶を締めくくった。
【写真：挨拶する北平理事長】
引き続き、北平理事長を議長として議事に移り、2005年度決算報告などの各議案をそれぞれ可決、承認した。 2006年度事業計画では、左官工事に関する指導及び教育、左官工事業の構造改善の推進、技能向上の推進、組 合員の福利厚生の実施などを図っていく。また、任期満了に伴って行われた役員改選では北平理事長が再選さ れるとともに、邑智保則氏が新副理事長に選出された。前田博副理事長は再任。 親組合に先立って行われた青年部（後博仁部長、32人）の「第15回総会」では、新部長に北谷吉弘氏（?植木 組社長）が選出された。北谷新部長は挨拶で「会員の皆さんの協力を得て、参加型の青年部の運営をめざし、 タイムリーな情報をスピィデーに提供していきたい」と力強く抱負を述べた。