（社）兵庫県建設業協会は15日、神戸市西区の兵庫建設会館で「第57回通常総 会」を開催した。総会には大橋完会長はじめ会員各社代表ら約150人が出席し て今年度の事業計画などを決めた。また、任期満了に伴い役員改選が行われ、 新会長に岡繁男・岡工務店社長が選出された。 総会では初めに大橋会長が挨拶。大橋会長は、品確法による品質確保とダンピ ング等排除、併せて企業評価へも期待を寄せた。協会活動については、「法令 遵守を徹底し、会員企業が社会資本整備の担い手として活躍でき、諸問題解決 に向けて努力したい」と呼びかけた。来賓祝辞では、近畿地方整備局の日比文 男副局長が、「良質な社会資本整備に向け、技術と経営に優れた企業が伸びる 環境整備を推進する」とし、井戸敏三・兵庫県知事は「発注者として価格だけ なく、トータルに応えるよう努力する」と述べ、矢田立郎・神戸市長も、「地 域の活性化をベースにしたまちづくりへ共に歩んでいきたい」と、それぞれの 施策に対する支援を要請した。 この後の議案審議では、収支決算・事業報告、予算や事業計画などを決めると ともに、役員改選では岡新会長と五名の副会長などをそれぞれ選出した。就任 挨拶で岡会長は、「課題は多いが１つずつ目の前の問題を共に解決し、一歩ず つ前進したい。その積み重ねが自信となるよう協会の魅力づくりの第一歩とし て努力していく」と今後の支援と協力を呼びかけ、その決意を語った。
【写真上：岡新会長】
【写真下：15日に開かれた兵建協の総会】