西日本最大規模の総合福祉展「バリアフリー2006」が20日から22日まで、住之 江区のインテックス大阪で開催された。高齢者や障害者向けの福祉機器・製品 が一堂に集められて、介護予防やリハビリ、交通バリアフリーなど社会福祉分 野における最新の情報を発信した。会場内を見て歩いた。(主催=大阪府社会 福祉協議会ら)。 《社会福祉分野における最新情報を発信》
展示会場に集められた介護用具やリハビリ関連の機器、スポーツ用品、福祉車両は、どれも人だかりができて いて活況を呈していた。また、新バリアフリー法案で注目される交通バリアフリーエリアには体験コーナーが 設けられ、国や自治体がそれぞれの取り組みをPRした。人足が最も多く感じられた介護予防・リハビリエリ アでは、高齢者や障害者にとって安心で快適な暮らしを提案した。赤色のネオン看板「SANYO」が目立っ ていた三洋電機(株)のブースでは、省スペース設計を特徴とする「高機能収納式介護浴槽」を展示してい た。市外から来たという介護士(40代女性)は「入浴角度が選べるという点に惹かれる」と話題の福祉製品に 関心を示していた。 また、隣接する住宅関連エリアでは、三菱日立ホームエレベーター(株)の新製品「スイ〜とホームファミリ ー」が人気を呼んでいた。36本の赤外線センサーや省エネ性能など業界初の新機能を搭載している。「ホーム エレベーターは生活に身近な暮らしの設備です」とは従業員。同じエリアで三井ホーム(株)がリフォームプ ランナーの企画提案、施工事例を展示していた。「住まいの悩み。お気軽にご相談を」と呼びかけていた。 最後に立ち寄った福祉車両エリアでは、日産自動車やトヨタ自動車、本田技研工業など大手自動車メーカー が、揃って車いす仕様車を積極的にアピール。トヨタはラクティス、ハイエース、ヴォクシーなど出品し、実 演では「走行中も車いす利用者をサポートできます」とPRしていた。実演を見ていた業界関係者は「おしゃ れな車いす仕様車の注目度は高い。今後も各社の取り組みに期待できる」と話した。