南港北作業所、前田・佐藤・森本・松村ＪＶに ５団体合同安全公害対策関西支部（支部長＝國井義彦・奥村組関西支社長）は 14日、「2005年度第２回地下埋設物事故防止優良事業所表彰式」を大阪市中央 区の大阪建設会館で開催した。今回は、前田・佐藤・森本・松村特定建設工事 共同企業体の南港北作業所が受賞した。
【写真：表彰を受けた濱田部長と筒井所長、後列は國井支部長、任田部会長、 清水輝紀・日本道路関西支店長（左から】
優良現場は、支部の地下埋設物対策部会（部会長＝任田勉・西松建設関西支店長）が昨年６月に実施した安全 点検の結果、選ばれたもの。表彰式では、國井支部長から、南港北作業所の筒井直仁所長と前田建設工業の濱 田憲次・土木部担当部長に、賞状と盾が贈られた。 表彰後、國井支部長は「表彰現場は極めて安全意識の高い現場だ。地下埋設物は公共性が高く、事故による社 会的影響は大きなものがあり会社の信用も損ねるもの。今後も事故を起こさないという強い決意で工事に臨ん でほしい」と挨拶した。また任田部会長も、選考にあたり「完璧に近い現場」と評価し、関係者の努力に敬意 を表しながら、「支部としてもこの現場を模範とし、安全で安心な現場づくりを進めていきたい」と呼びかけ た。次いで筒井所長が、「受賞は名誉であり今後の励みとなる。今後の事故防止へ身の引きしまる思いであ り、安全第一を時代を超えたキーワードとして肝に銘じ工事を進めていく」と謝辞を述べた。 南港北作業所は、（株）トランスポートシステム発注で、夢洲トンネルに接続する「北港テクノポート線咲洲 接続部建設工事（その１）」として、構造物の増築部208m（単１ＢＯＸ）、漏斗部92m（３連ＢＯＸ）で構成 する延長300mを施工したもの。このうち地下埋設物では、雨水配水管と移設できない高圧ガス管径750?を構 内に取り込んで実施。作業では、埋設物管理者との事前協議はじめ、各種の安全対策と安全教育を徹底させ、 特にガス管理者主催の安全教育では新規入場者に重要ガス管を周知徹底させるなど、作業員の安全意識高揚に 努めてきた。