市民ら1,200人出席し記念式典 全国で15番目、近畿では四番目の政令指定都市となった堺市は１日、堺市民会 館大ホールで記念式典を開催した。14時から始まった式典には、木原敬介市長 をはじめ山崎力・総務副大臣、北側一雄・国土交通大臣、太田房江・大阪府知 事らの来賓、市関係者、そして市民ら約1,200人が出席し、政令指定都市・堺 の誕生を祝福した。
【写真：市民会館大ホールで開かれた記念式典】
式典ではまず、木原市長が式辞に立ち「政令指定都市の実現は歴代市長、そして市民の悲願であり、歴史的瞬 間を迎えることができて感無量」と述べ、実現に至るまでの関係者の支援と協力に感謝の気持ちを表した。そ して「新たなスタートであり、未来に大きく飛躍する絶好のチャンスだと考えている。新たな権限と財源を活 かしながら、オンリーワンのまちとして、活力と魅力ふれる『新しい自由都市・堺』の実現に努めていきた い」と力強く決意を示した。引き続き来賓祝辞へと移り、最初に山崎総務副大臣が「大都市としての総合的な 行政を展開し、近畿圏の発展と地方自治の発展に貢献してほしい」とする竹中平蔵・総務大臣のメッセージを 代読。次いで、太田知事が「堺のまちは民間の力で築いてきた歴史がある。今後も魅力あるまちづくりに取り 組み、大阪の元気の源として府と共に持続的な発展を」、そして北側国土交通大臣が「政令指定都市にふさわ しい品格のあるまちづくりを」とそれぞれの立場から祝福のことばを述べた。 式典ではこの後も、指定都市市長会会長の松原武久・名古屋市長、財地方自治研究機構の石原信雄理事長によ る祝辞、祝電披露に続き、池原喜代子・堺市議会議長が謝辞を述べて閉会した。なお、式典に先立って午前10 時からは、堺区や南区など新たに設けられた７つの区役所で開所式が行われた。 ※堺市は1889年市制施行、2005年２月南河内郡美原町と合併、2006年４月に全国で15番目の政令指定都市に 移行。人口83万1,214人（２月１日現在）、面積149.99平方?。