西日本高速道路（株）が、香川県と旧日本道路公団から事業を引き継いで建設を進めていた「高松自動車道 三豊鳥坂（みとよとっさか）インターチェンジ」（香川県三豊市三野町）が３月24日に完成する。同インタ ーチェンジは、地方公共団体が主体となって整備する地域活性化インターチェンジとして、全国初となるも の。三豊鳥坂ＩＣは、善通寺ＩＣ さぬき豊中ＩＣ間（14.6?）の善通寺ＩＣからさぬき豊中ＩＣ方面へ 7.8kmの地点に位置し、県道大見吉津仁尾線を経由し、一般国道11号と連絡する高松方面へのハーフインター チェンジ。 《地上産業の活性化に期待》 完成の効果としては、近接する臨海部の工業団地や港湾、農産物の産地等から高速道路へのアクセスが向上 し、工場出荷製品や港湾からの荷揚げ物資、生鮮食品等の輸送時間が短縮することで各商品の価値が向上 し、地場産業の活発化が期待される。 また、三豊市周辺と県内主要都市を結ぶ幹線道路の国道11号において、交通分散による慢性的な交通混雑の 緩和にも寄与する。さらに、三豊市周辺から第三次医療施設（高松市周辺）への患者の搬送時間が約15分短 縮され、沿線地域を含めた広域的な緊急医療体制の強化に貢献することが期待できる。 なお、完成式典は３月24日午前10時から同ＩＣで行われる。 ※地域活性化ＩＣ制度は、地方公共団体が主体となって高速自動車道のインターチェンジ整備を実施し、高 速自動車国道への効率的なアクセスほ確保することにより、企業立地をはじめとした地域経済の浮揚、雇用 創出の促進、周辺道路の渋滞緩和等を図り、もって地域の活性化に寄与することを目的とするもの。