近畿地方整備局と同局管内の各建設業協会が、建設業の諸問題について話し合 う懇談会が３月７日、大阪市内ホテルで開催された。懇談会には藤本貴也局長 はじめ、国交省本省並びに整備局各部長らが、各協会からは正・副会長らが出 席して、意見交換などをおこなった。 冒頭、挨拶に立った藤本局長は、「良い国土、社会資本をつくり、関西の活性 化を図ることが我々の使命だ」とし、関西元気宣言の定着・推進と中長期的な 活力基盤の確立を訴えた。また協会側を代表して絹川治・京都建設業協会会長 が、景気は回復基調にあるとしながらも「建設業を取り巻く環境は依然として 厳しいものがある」と指摘、課題解決には発注者と受注者が現場の状態を認識 して実効性にある対応が必要とし、懇談会の成果に期待を寄せた。 懇談会では、本省の谷脇暁・入札制度企画指導室長と平出純一・建設技術調整 官による「建設業を取り巻く最近の動向等について」の説明に続き、（１）公 共工事品質確保の促進に関する法律について（２）経営事項審査制度について （３）改正独占禁止法関係について（４）ＪＶ活用等の将来展望について―を テーマに意見交換が行われた。
【写真上は会場風景、写真下は挨拶する藤本局長】