大阪府並びに府下各市町村の入札・契約担当者らで構成する「大阪府公共工事 入札・契約事務連絡協議会」（大阪府公契連）の研修会が２月24日、大阪市中 央区の府庁別館南館（マッセおおさか）で開催された。研修会には、各担当者 約120人が出席、入札・契約制度を巡る最近の動向についての講演などが行わ れた。
【写真は120人が詰めかけた会場風景】
研修会では、初めに大阪府契約局の上久保幸雄次長が挨拶。上久保次長は、公共工事に関する不正行為が跡を 絶たない状況について、「公平な競争性を損ない事業の効率化を妨げ、府民の信頼を損なうものだ」とし、担 当者のモラルや倫理観はもとより、「組織として一丸となった体制づくりが重要となる」と呼びかけ、より良 い入札・契約制度を目指し、公契連の円滑な運用と協力による取り組みを訴えた。 この後、「入札契約制度をめぐる最近の動きについて」をテーマに、近畿地方整備局総務部の廣島才治・契約 管理官による講演と、独立行政法人・勤労者退職金機構建設業退職金共済組合の担当者による建設業退職金共 済組合制度についての解説などが行われた。