京都パープルサンガ専用スタジアム建設、賛成意見が1,138件 Ｊリーグ・京都パープルサンガ専用の新サッカースタジアム建設構想について、「京都にはサッカースタジア ムが必要だ。早期実現を」、「Ｊ１昇格で盛り上がっている、いまの機会に」と京都府民・市民のサッカーフ ァンから整備推進を積極的に求める声があがっていることが、府、市、京都商工会議所でつくるサッカースタ ジアム検討委員会（松山靖史委員長）の調べで20日、わかった。 《「早期実現を」サッカーファン熱望》 同委員会では昨年12月から１か月間、「整備に対する賛否」、「スタジアムに求める規模」など８つの観点か ら、京都府民・市民35万人を越えるサッカーファンに対して新スタジアム建設に関する意見を求めたところ、 1,152件の声が寄せられた。約200億円を投じてつくる２万人収容の新スタジアムについては、整備推進を求め る意見1,138件、残る14件が反対を訴えている。 新スタジアム建設予定地の横大路運動公園は京阪「淀駅」から北東へ徒歩40分。南部クリーンセンター、ＪＲ Ａ京都競馬場に挟まれた敷地16万3,000?に位置。「横大路地域の活性化につながる」、「滋賀県のファンを 取り込める」、「市南部に誇れるシンボル的存在に」とする声があがっている。一方、交通アクセスを懸念す る意見も多く、梅小路公園で構想を具体化してほしい、という声もあった。 京都府らは民間提案型ＰＦＩ事業の導入を含めた事業手法、ネーミングライツの収入増収案を盛り込んだ整 備・運営内容などを検討している。「子供たちがプレーできるフィールドの併設」や「収入増の方策としてコ ンサートの開催を可能に」などファンの声を、これからの会合の中に取り入れて協議を深め、最終的な整備方 針を2006年度内に策定する。