相模水口線特定交通安全施設整備工事で國松知事が初ボタン 滋賀県が導入した電子入札システムの第1号となる入札開札が13日、県庁本館 3階の知事室で行われ、県土木交通部監理課職員が見守る中、國松善次知事が 初ボタンを押した。対象工事は2005年度第K−3号相模水口線特定交通安全施 設整備工事で、指名競争入札により県が17社を指名(1社は掲載事項が不十分 で無効)、1億700万円(税抜き)でピーエス三菱滋賀営業所が第1号の落札 者に決定した。
1億700万円でピーエス三菱 予定価格は1億1,721万1,000円(税抜き)。この落札者決定処理後(約5分)は、情報公開システムにより、 インターネットホームページ上でも見られるよう、電子入札とセットで公開している。同システムが順調に稼 働しているのを確認した國松知事は、「まさに電子時代の象徴的なもの」と笑顔をみせた。 県の電子入札は行政事務の電子化の一環として、滋賀県CALS/ECアクションプログラムに基づき開発を 進めてきたもの。昨年12月から県内および県外の建設業者を対象とした電子入札の説明会や模擬入札などを実 施して万全の体制を整えた上、建設工事などに係る同システムが今年1月16日から稼働した。 対象としている入札方式は、一般競争入札、公募型指名競争入札、指名競争入札で当面の予定は、今年1月か ら本庁案件を対象とし設計金額が1億円以上の工事、今年10月から地方機関の案件も対象とし設計金額が 3,000万円以上の工事。また、工事関連の委託業務としては、2007年1月から設計金額が1,000万円以上の委託 業に採用し、2007年度末の全面実施に向け、対象範囲を段階的に拡大する。 第1号となった相模水口線特定交通安全施設整備工事は橋梁上部工事で、規模は橋長134.35m、幅員3.8m、 ポストテンションT桁8本、高欄工269m、舗装工395m。工事場所は滋賀県甲賀市水口町今郷、工期は10月31 日まで。