大成建設関西支店(寺下■支店長)の「2006年安全衛生管理徹底大会」が1月 20日、大阪市中央区のエル・おおさかで開催された。大会には寺下支店長をは じめ同社協力会各社の代表ら約700人が参加し、今年1年の無災害を誓い合っ た。
【写真上:「ゼロ災害達成へ」大成建設の安全大会。写真下:挨拶する寺下支 店長】 大会では初めに寺下支店長が挨拶。寺下支店長は、昨年の災害事例について 「ヒューマンエラーが殆どで、過去の教訓を活かしトップ自らが率先して安全 活動を徹底してほしい」と地道で確実な活動の継続を呼びかけた。また、「労 働災害防止は企業の社会的責任」との立場から、災害発生は企業イメージのダ ウンや存亡に関わるものと強調、「労働災害ゼロの安心・安全な作業環境を作 ることを目指して、安全・衛生・環境管理水準の向上に努めていきたい」との 決意を示した。 次いで、本社安全・環境本部長の井川文雄常務が、「国民の安全意識が高まっ ており、法令順守と安全第一主義を徹底してほしい」とし、災害防止は作業所 長や事業主の意識の問題であるとした。
来賓祝辞では、大阪労働局の藤井龍一郎・労働基準部長が、災害発生率が減少傾向にある中、「大阪は依然と して発生率が高い」とし、今年こそ「災害発生率ワーストワンの返上を」と訴え、地に足が着いた取り組みに より「大阪が日本一安全な環境となるよう努力してほしい」と要請した。 大会ではこのほか、今年の安全衛生管理方針の発表と安全宣言などが行われ、決意も新たにゼロ災達成を誓い 合った。 ※■はつちへんに「勺」