旅客ターミナルビル商業施設 ２月着工、７月中旬開業予定 関西国際空港（株）（村山敦代表取締役社長）は16日、旅客ターミナルビル２ 階北側の飲食エリア（６店舗、約950?）をリニューアルする、と発表した。 計画では事業費約58億円を投じて、バラエティ豊かな専門店13店舗を設置した 国際空港らしいフードコートスタイルの飲食エリアに一新する。改装設計は日 建設計、丹青社。２月の着工、７月中旬の開業予定。飲食エリアの改装は開港 以来初めて。
【写真：昨年11月15日に航空機利用者が２億人を突破した関西空港、さらなる利用者増加に備える】 《飲食エリアを充実、改装設計は日建設計・丹青社》 リニューアルは、空港内店舗のトレンドの変化、多様化する利用者ニーズ、来年２本目の滑走路供用で利用者 が増加した場合の対応を目的に実施するもの。改装設計のポイントは、飲食エリアを「ひとつの町」と捉えて いるところだ。そして飲食エリア内に３つの特色あるゾーンを描いている。 改装する飲食エリア約950?は旅客ターミナルビル２階北側の国内線北出発ロビーと到着ロビーの間に位置。 現在、５５１蓬莱、スターバックスコーヒーなど６店舗が営業している。現代的な空間を形成している飲食エ リアの内外装を、京の町家を空想させ和風モダニズムをデザインした（仮称）町家小路に一新する。 改装後の飲食エリアは「気軽さ」「関西らしさ」「高級感」といった３つの特色あるゾーンに形成され、各ゾ ーンに中高年層の海外旅行者やビジネス・ウーマンを狙った飲食店舗を配置する。空港初出店の超人気イタリ アンレストラン・アルチェントロ、大阪の老舗洋食店・せんば自由軒などのテナントが出店する。 --- 村山社長の話「営業中のリニューアル工事は難しいが、高級感あるフードコートをつくりあげたい。改装後の 飲食エリア（仮称）町家小路の様子を見ながら、他店舗についてもリニューアルするか検討したい」