神戸市の浜山地区で共同建替ビルとして建設が進められていた「エクセル御 崎公園ディアフィールド」(神戸市兵庫区浜中町1−7−5)が、このほど 竣工した。地権者の仮換地を集約して、優良建築物等整備事業の補助を受け 建設されたもので、建物はRC造10階建て、延床面積4,400.05?の規模。同 地区での共同建替ビルとしては9番目のものとなった。
この事業は、同地区の権利者27人の仮換地を、事業施行者である岡三地所が事業主となり、「浜山第六地区 優良建築物等整備事業」として2007年12月に工事に着工した。浜山地区土地区画整理事業施行区域内の 1,468.52?の敷地に、RC造10階建て、建築面積702.19?、延床面積4,400.05?の規模で建設され、施設は 店舗一区画と住戸58戸で構成されている。 建物は、地球環境に配慮して屋上緑化を施し、外壁にはアースカラーとホワイトカラーのタイルを採用し、 幹線道路の高松線沿いの街並みと統一するなど、周辺環境との調和を図った。設計は瀬戸本淳建築研究所、 施工は岡・今津特別共同企業体が担当した。 浜山地区では、1991年7月に、地区まちづくり協議会が市長に対して「浜山地区まちづくり提案」を提出、 1992年3月には土地区画整理事業の都市計画決定を受けた。その後、2005年7月から2006年11月にかけて 地元住民による「建物の共同化勉強会」を開催してきた。 今回のエクセル御崎公園ディアフィールドは、2007年5月に、国や県、市から優良建築物等整備事業の補助 が採択され工事が行われた。