ボランティア表彰と市民コーラス (社)兵庫県測量設計業協会(野瀬操会長)の主催による「ゆかいなコンサ ート」が5月31日、兵庫県加西市の加西市健康福祉会館で開催された。2008 年「測量の日」記念イベントとして行われたもので、コンサートには来賓並 びに市民ら約200人が参加、ボランティア団体への表彰や市民グループによる コーラスなどが行われた。兵庫県北播磨県民局と加西市が後援。 コンサートでは、初めに主催者を代表して野瀬会長が挨拶。野瀬会長は、 「我々の仕事は減災や防災などの自然災害への備え、また、地域の暮らしを 支える道路の整備に必要な測量や調査と設計を行っている」と、協会の役割 を説明し。またコンサートは、阪神大震災時に、「被災者を元気付けようと 始め、その後、住みよい地域づくりに取り組む団体への奨励賞贈呈も実施し てきた」と、開催の趣旨を述べ、コンサートを通じて測量と協会が果たす役 割への理解を深めてほしいーと呼びかけた。続く来賓祝辞では、北播磨県民 局の田中秀昭副局長が、「測量は社会基盤整備の基礎を担うものであり、地 道な活動が安全と安心につながっている。今後も協会の活動に期待する」と し、加西市の中川暢三市長からの、「魅力ある地域づくりと文化活動への支 援をお願いする」とのメッセージが披露された。
この後、ボランティア奨励賞の贈呈が行われ、北条まちづくり協議会と芳田ふれあい会議の二団体の各代表 者に対して、野瀬会長から賞状と記念品が手渡された。コンサートでは、ママさんコーラスやアカペラグル ープなど、市民による歌唱グループがクラッシックから童謡、懐かしのメドレーなどを披露した。 た会場では、赤青メガネにより立体的に地図が浮かび上がる、近畿地方陰影段彩色体系図を使用した「ガリ バー体験コーナー」を設けたほか、参加者には測量関連グッズが配布された。 このコンサートは、全国の測量団体等から寄せられた義援金の一部を活用し、1996年から神戸でスタートし たもので、その後、県内各地域で毎年開催され今年で13回目のもの。さらに文化後援活動として開催地で活 動する市民団体等への奨励賞贈呈を行っている。