低入札調査58件を実施 大阪府の2007年度における建設工事入札での指名停止件数などが、このほど明らかになった。昨年度の指名 停止件は164者と、前年度より14者の増加となった。指名停止の要件では、独禁法違反が前年度と並びトップ を占め、指名停止期間では6カ月が最多となった。また、談合情報件数は3件、くじ抽選は1,348回だった。 大阪府総務部契約局の調べによる2007年度(2007年4月1日から2008年3月31日)の指名停止数は164者で、 直近2年間の減少から一転、増加に転じた。指名停止期間では、6カ月が36者で前年度に続き最多となり、 次いで9カ月が29者と続く(残期間加算措置分は除く)。前年度と比べ、6カ月は41者で5者の減少、2番 目だった2カ月の22者は九者となり、18者だった9カ月が9者の増加となった。 措置要件のトップとなった独禁法違反は94者で、前年度より58者の増加。これに次いで建設業法違反が28者 となった。前年度との比較では、やはり2番目だった建設業法違反が2者の増、反対に29者だった談合等は 九者。業界各社によるコンプライアンス遵守の効果か。また、四番目の工事事故も25者から8者と減少して いる。 一方、発注七部局における昨年度の低入札調査対象工事総数は297件で、このうち調査を実施したのが58件 で、それぞれ前年度より16件と7件の減少。部局別では、住宅まちづくり部と都市整備部が、それぞれ26 件、水道部3、府警本部2件、環境農林水産部1件。 調査の結果、失格となったのは、都市整備部の7件と水道部の1件の計8件で、都市整備部は前年度より1 件の増、水道部は1件の減となった。低入札が最も多かったのは、前年度に続いて土木一式工事のB1等級 だった。反対に最も少なかったのが機械器具設置(等級なし)で、前年度はしゅんせつ工事(同)。 調査基準価格と落札価格の差額では、最大で1億7,900万円、最少で1万円。前年度では最大が14億6千万 円、最少60万円と、最大・最少とも大きく減額した。 また、昨年度に寄せられた談合情報は、前年度の22件から3件と、大幅に減少。これは、指名停止要因で談 合等が減少したことに比例するものと見られ、「脱談合」化が顕著になったものと見られる。なお3件のう ち1件で調査が実施されたが、情報通りとなったのはなかった。このほか、昨年度のくじ抽選は1,348件で、 前年度と同様、C、D等級での案件が最も多かった。
