土木一式、舗装、建築、管・電気の参加等級について 大阪府都市整備部はこのほど、2008年度に採用する請負契約に係る入札・契約制度について、原則として条 件付一般競争入札(電子入札)とし、予定価格26億3千万円以上は国際競争に、単価契約による発注工事で は、条件付一般競争入札か通常指名競争入札とする方針を明らかにした。 主な工事の等級別入札参加要件は次の通り。(金額は予定価格) 土木一式工事 ▽2千万円未満 府内に営業所を有する(府内業者)D等級。但し、発注者の判断によりC等級でも可とする。 ▽2千万円から9千万円 随意契約を除き府内C等級。但し発注者の判断により5千万円以上9千万円未満では府内B2等級でも可 とする。 ▽9千万円から1億8千万円 随意契約を除き府内B2等級。 ▽1億8千万円から3億5千万円 随意契約を除きB1等級。府外業者は2回まで参加可能。 ▽3億5千万円から9億円 随意契約を除きA等級。府外業者は特殊工事を除き、原則参加は認めない。 ▽9億円から13億5千万円 随意契約を除きA等級とB1等級の2者構成による特定建設工事共同企業体で、府内業者1者を含む。 ▽13億5千万円から26億3千万円 随意契約を除きAA等級とA等級の2者、A等級2者に構成する特定建設工事共同企業体、AA等級の単 体。JVは府内業者一者を含む。 *6千万円以上の発注では、原則として特定建設業許可を求め、6千万円未満の発注でも、工事内容に応じ て発注者の判断により同許可を求めることができる。 舗装工事 ▽1千万円未満(舗装補修工事含む) 府内C等級。但し富田林・鳳・岸和田各土木事務所管内での工事は府内B等級も可 ▽1千万円から2500万円(同) 随意契約を除きA等級(総合点数1,000点未満)と府内B等級。 ▽2500万円から5千万円(同) 随意契約と単価契約を除きA等級(総合点数1,000点以上)。府外業者は受注回数1回で、新設舗装に限る ▽5千万円から1億円(同) 随意契約と単価契約を除きA等級2者で構成する特定建設工事共同企業体で、1者は中小企業法第2条第 1項に該当する府内業者。 ▽1億円から26億3千万円(同) 随意契約と単価契約を除きA等級2者で構成する特定建設共同企業体で、代表者は総合点数1,160点以上。 1者は前同条項に該当する府内業者。 *単価契約の発注については、原則として一般競争入札とし、参加対象者は発注者が判断する。 建築一式工事 ▽5千万円未満 建築一式工事府内D等級。 ▽5千万円から1億8千万円 同府内C等級。 ▽1億8千万円から3億5千万円 随意契約を除き同府内B2等級。 ▽3億5千万円から6億円 随意契約を除き同B1等級。府外業者の参加は原則として認めない。 ▽6億円から8億円 随意契約を除き同A等級。府内業者の参加は原則認めない。 ▽8億円から26億3千万円 随意契約を除き同AA等級と同A等級の2者で構成する特定建設工事共同企業体で一者は府内業者、同A A等級の単体。 電気工事・管工事 ▽2千万円未満 瑞池約を除き原則としてD等級。但し、発注者の判断によりC等級、B2等級でも可とする。 ▽2千万円から5千万円 随意契約を除き原則としてC等級。但し、発注者の判断によりB2等級でも可とする。 ▽5千万円から1億円 随意契約を除きB2等級。 ▽1億円から2億円 随意契約を除きB1等級。 ▽2億円から26億3千万円 随意契約を除きA等級 鋼橋上部工事 ▽5億円未満 随意契約を除き総合点数1,000点以上、府内業者は900点以上。 ▽5億円から15億円 随意契約を除き総合点数950点以上の2者で構成する特定建設工事共同企業体で、代表者は総合点数1,200 点以上(府内業者1,100点以上)で、一者は府内業者か府内に自社工場を有する者。 ▽15億円から23億3千万円 随意契約を除き総合点数950点以上の2者か3者で構成する特定建設工事共同企業体で、代表者は総合点数 1,200点以上(府内業者1,100点以上)とし、1者以上は府内業者か府内に自社工場を有する者。 このほか、PC橋上部工事では、予定価格26億3千万円未満の工事は、随意契約を除き原則として総合点数 950点以上が対象となる。また、機械電気設備工事(プラント設備工事)では、予定価格26億3千万円未満は 原則として一般競争入札とし、発注工種に応じた総合点数を有することとしている。