恵まれた環境の下、質の高い家庭的なサービスを提供 地域に根ざした介護老人福祉施設が誕生―。社会福祉法人那珂の郷が、2004 年から運営しているグループホーム「グリーンヴィラ那珂」の隣接地(兵庫 県多可郡多可町中区牧野166−9−1)に建設を進めていた特別養護老人ホー ム「グリーンヴィラ妙見」がこのほど完成し、20日にオープンを迎えた。鉄 骨造五階建て、延べ床面積3,743.95?の規模を有するもので、定員は特別養 護老人ホーム50人、ショートステイ20人、デイサービス15人。施工を担当し た(株)川嶋建設では、短工期を克服しながら品質の向上に努め、全工期無 事故・無災害での高精度施工を達成した。
地域との交流 促進も活発に ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 兵庫県の東播磨地域内陸部に位置する多可町は、豊かで美しい自然に恵まれたまちで、日本一の酒造好適米 『山田錦』ならびに手漉き和紙『杉原紙』の生産地として全国に名を馳せている。また、八千代公民館の玄 関脇にある高さ約2mの石碑に「敬老の日提唱の地」と彫り込まれているように、1966年に「体育の日」な どとともに国民の祝日に加えられた『敬老の日』発祥のまちとしても知られており、今後もこの敬老の精神 を大切に受け継いでいく。 「天たかく 元気ひろがる 美しいまち 多可」というまちづくりの基本理念に基づきながら各施策を推進 し、一人ひとりの元気と美しい心が空いっぱいにひろがるまちの実現をめざしていく多可町のほぼ中央に位 置する兵庫県多可郡多可町中区牧野166−9−1にこのほど完成し、20日にオープンした特別養護老人ホーム 「グリーンヴィラ妙見」は、平成16年に設立され、グループホーム「グリーンヴイラ那珂」を運営している 社会福祉法人那珂の郷が建設したもので、構造規模は鉄骨造五階建て、延べ床面3,743.95?。定員は、特別 養護老人ホーム50人、ショートステイ20人、デイサービス15人となっており、 ▽地域に根ざした福祉施設の発信基地となること ▽ご利用者さまを含めた地域の皆様の家となること ▽少人数の家庭的な雰囲気の中で、お一人お一人を支えていくケアを行うこと ▽暮らす人・集う人・働く人がともに喜びを分かち合い、寄り添える大樹となること ―という基本理念に基づいて明るくて優しいスタッフが利用者一人ひとりの状況に応じたきめ細かいサービ スを提供していく。 一方、プライバシーが保てる全室個室、個々のペースを尊重した日常生活を営める10人単位のユニットケア 方式を採用して安全・安心・快適な生活を約束するとともに、地域交流スペースに介護相談室ならびに地域 住民も利用できるアロマテラピーコーナーなどを設けて地域からも愛され、親しまれていくこの施設の施工 を担当し、高品質に完成させたのは(株)川嶋建設。保木康孝所長をはじめとする同社ならびに各協力会社 の精鋭スタッフが一丸となって工事に取り組み、多くの関係者から寄せられていた期待と信頼に応えた。 その工事は、今年の2月5日に催された起工式を契機として本格化。造成工事とラップさせながら径500?、 長さ5から6mのPHC杭(合計84本)をプレボーリング拡大根固め工法によって1日平均10本のペースを 保って着実に打設し、2月末に完了させた。3月中旬から着手した掘削(根切底GLマイナス1.65m)は、 約2週間で完了。この後は、基礎コンクリート打設や埋め戻しなどを経て5月中旬から鉄骨建方を2節に分 けて推進し、6月初旬には上棟を無事に果たした。 引き続いて着手した各階のコンクリート打設は6月中旬に完了するに至り、外装(ALC版)工事について も7月末に終了。また、7月中旬から9月初旬にかけては内装工事、盆明けから9月初旬にかけては外構を それぞれ計画的に進め、工期内竣工を達成した。鉄骨をはじめとする資材の早期発注に努めて円滑な工程を 確保したことことによって短工期を克服した(株)川嶋建設では、鉄骨建方精度の向上にポイントを置いた 品質管理をISO9001に基づき徹底。また、床の仕上げ材による段差解消に努めるなどして安全・安心 で快適な居住空間を確保した。 一方、安全管理面においては、墜落・転落災害の防止を重点項目として定め、安全パトロールをはじめとす る安全管理活動を緻密に展開。この結果、5万5,000時間におよぶ全工期無事故・無災害を達成して高品質施 工に花を添えた。 保木康孝所長の話………………………………………………………………………………………………………… 工期的には厳しいものがありましたが、全工期無事故・無災害のうちに工期内竣工を果たせたのは大きな喜 び。これも偏に、発注者の社会福祉法人那珂の郷、設計監理を担当された?日匠設計をはじめとする関係各 位のご支援、ご指導ならびに各協力会社スタッフの奮闘の賜であり、心から感謝申し上げます。 ………………………………………………………………………………………………………………………………