■「サウスオールシティ」建設 長谷工コーポレーションら7社の共同事業■ □□□ 長谷工の設計・施工 全体完成は22年3月 □□□ 長谷工コーポレーションはじめ7社では、堺鳳駅南地域で大型マンションシ ョンプロジェクト「サウスオールシティ(SOUTH ALL CITY」 を建設する。総開発面積約3万3、000平方?の南大阪最大級の規模で、 コンセプトの異なる総戸数791戸の共同住宅3棟で構成される。 長谷工コーポレーションの設計・施工により、平成22年3月の全体完成を 目指す。
このプロジェクトは、国と堺市が進める都市再生緊急整備地域の堺鳳駅南地 域で、長谷工はじめ、近藤産業、名鉄不動産、ニチモ、アゼル、平和不動 産、アーバネックスの7社が共同事業として計画。ファミリー層からシニア 層まで幅広い世代層が共に生活できる都市機能を備えた住空間を提供する。
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【写真】 :サウスオールシティの住棟と全体街区の完成イメージ(左側がサウスオールシティ)」 計画地は、「堺鳳駅南地域まちづくり構想」として、都市機能の充実と防災性に配慮した生活・交流拠点と して開発が進む約13万7、000平方?の街区で、東側は商業街区としてショッピングセンターやシネマ コンプレックスなどで構成される大型商業施設の建設や、防災公園としての鳳公園が整備されている。
今回のプロジェクトは、同街区で長谷工が事業者として開発してきた西側住宅街区に位置する敷地面積3万 3、194・73平方?に‘「4世代共生」―あらゆる世代の人々が共に暮らすことができる、人に優しい 街づくり’をテーマとした共同住宅を建設するもの。
全体計画では、住棟は「フロントウイング」、「ライトウイング」「レフトウイング」の3棟から成り、共 用棟としてわんぱくプールや大浴場などのセントラルプラザを設置。敷地には計約6、400平方?の6つ の庭園と約8万本の植栽を配するほか、JR鳳駅から同エリアにつながる鳳上線や国道26号線へのアンダ ーパスも整備される。
フロントウイングは、敷地北側で敷地面積9、247・26平方?、RC造15階建て、延床面積2万3、 645・51平方?の231戸の規模。旧市街地に近く、古木良きものを大切とするあたたかさの心を表す トラディショナルなデザインとし、丘陵地の素朴で落ち着いた住棟を創造する。
ライトウイングは、鳳公園を臨む敷地面積9、940・00平方?でRC造15階建て、延床面積2万1、 050・78平方?の237戸。心地よい風が駆け抜ける、健康的で快適なリゾート地を彷彿させる水平線 を強調したデザインとする。
南側に位置するレフトウイングは、敷地面積7、086・84平方?、RC造19階建て、延床面積4万 0、235・13平方?の323戸で、「光」の明るさを重視し、垂直性を強調したモダンで先進的なデザ インで、3棟の中で最も高く、街全体のシンボリック性を採用した。
住戸は、2LDK〜4LDKで、専有面積は70平方?〜110平方?。住戸の約10%には、長谷工コー ポレーションによるアクティブシニア向けに、「環境・健康・快適性」や「防犯・セキュリティ、安全・安 心」を備えた「楽スタイル」を提案し、さらに同社と長谷工アーベスト共同開発による「ユーズスタイル」 を採用した。
竣工予定は、ライトウイングとレフトウイングが平成21年3月下旬、フロントウイングは同22年3月 で、今年11月中旬から販売を開始する。