テープカットやウォーキングで市民と共に祝う 第2京阪道路の建設では24日、一般部の一般国道1号(八幡市内里から京田辺 市松井間)2.5?が供用開始した。開通式典は近畿地方整備局浪速国道事務所 の主催により京田辺市松井川田地先で行われ、橋本雅道事務所長をはじめ京都 府山城広域振興局の地上進局長、八幡市の牟礼勝弥市長、京田辺市の久村哲市 長ら関係者・来賓67人が出席。また、開通に先立ち午前中に催された開通記念 「歩き初めてくてくウォークラリー」には約540人が参加し、市民も待望の開 通を喜び合った。
式典は、12時30分から開始。まず、主催者を代表し浪速国道事務所の橋本所長が「今回の開通によって、八幡 市と京田辺市が直接つながり、地域間の連携や交流が一層活発化することが期待される。今後も、2009年度末 までの全線開通を目指し、必要な社会資本を、タイムリーに国民に提供するとの認識のもと、着実に事業を進 めていきたい」とする式辞を述べた。 来賓祝辞では、京都府山城広域振興局の地上局長が「第2京阪道路の開通は、京都府南部で周辺の工業団地に 大手企業が進出するなど、その波及効果が確実に表れている。今回の開通も、新しい街づくりにさらに貢献す るものと確信している」、また、地元の牟礼八幡市長と久村京田辺市長も「広域幹線道路の建設は、これから の街づくりに欠かせない。第二京阪道路とこれに接続する第2名神高速道路の早期全線完成を願う」と、それ ぞれ道路建設の促進に大きな期待を寄せた。 この後、地上局長、牟礼市長、久村市長、橋本所長、さらに京都国道事務所の丹羽克彦所長の五名でテープカ ット。京都府、八幡市、京田辺市の府議・市会議員の9名で久寿玉開披を行い、その後、開通パレードを催 し、市民ともども華やかに開通を祝った。 第2京阪道路は、京都と大阪を結ぶ延長約28.3?。一般国道1号の慢性的な渋滞の解消を目的とした六車線の 自動車専用道路(高架部)と2から4車線の一般部で構成。「緑立つ道」の愛称で親しまれ、環境や景観にも 配慮している。1973年に大阪府域、1986年に京都府域が事業化され2003年3月に巨椋池ICから枚方東ICま での約10.5?が供用。現在、近畿自動車道に接続する約16.5?で事業を推進している。 回、開通した京都府八幡市内里内垣内地先から京田辺市松井口大谷地先の一般部2.5?は、供用している高架 部に併設されたもので、久御山町森(久御山JCT)から京田辺市松井(府境)に至る京都南道路約8.8?の 一部区間を担う。