

新技術の普及・育成を図る?技術の祭典? 建設技術と異分野技術とのコラボレーション 近畿の再生を建設技術と異分野技術とのコラボレーションが支えていく―。民 間等において開発され、普及促進が期待される建設分野の優れた技術ばかりで なく、先端技術等の異分野の技術を一堂に集めて情報交換・交流の場を提供す る「建設技術展2006近畿」が先月30日から今月2日までの3日間に亘り大阪南 港のインテックス大阪及び屋外で開催された。国土交通省近畿地方整備局をは じめ、近畿地方の各自治体・公団・諸団体で構成する建設技術展実行委員会 が、「元気・勇気・近畿 異分野コミュニケーション 建設技術と異分野技術 とのコラボレーション 」をメインテーマとして開催したもので、環境、コス ト削減、リサイクル、安心・安全、施工、異分野コミュニケーションの六分野 に亘って過去最多の151社15団体が、174ブースにおいて365の技術展示を行っ た。 ※写真上:?技術の祭典?のオープニングを彩るテープカット ※写真下:建設技術展2006近畿の会場
安心して暮らせる国土、活力ある地域社会の実現や環境保全への対応などに大きな役割を果たす公共事業に対 する社会の要請が高度化、多様化する今日においては、新技術の開発をはじめとする建設技術の発展が強く求 められており、コストの縮減、品質・安全の確保、環境保全等への対応を図ることが不可欠となっている。 こうした背景の下、2001年度から始まり、今年で6回目を迎えた建設技術展は、産・学・官の技術交流の場を 提供することによって、建設事業に関連した民間分野における技術開発への取り組みを振興するとともに、新 技術の普及・育成を図る?技術の祭典?で、建設技術者の技術力向上のための研鑽、新工法や新技術について の意識の高揚に寄与。また、優れた技術を一堂に集めることにより、新技術・新工法が地域社会にどのように 活かされ、暮らしに関わっているかを一般市民や学生等にもアピール。来場者は、元気な近畿づくりに果たす 建設技術の役割を体感・実感し、有意義に幕を閉じた。