トップページ  ▶プレリリース  ▶日立と日立ビ...

日立と日立ビルシステム、延長フレームを用いた新工法で既設エスカレーターの耐震性能を強化

延長フレームを用いた新工法で既設エスカレーターの耐震性能を強化

イオンモール甲府昭和のエスカレーター14台を改修

  

  

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立ビルシステム(取締役社長:佐藤 寛/以下、日立ビルシステム)は、イオンモール甲府昭和(山梨県中巨摩郡昭和町)において、清水建設株式会社の協力により、延長フレームを用いて既設建物の改造工事を最小限にとどめた新工法による既設エスカレーターの耐震強化工事を実施し、14台(*1)のエスカレーターを改修しました。本工事は既設のエスカレーターに対し大規模な工事を伴わずに耐震性能を強化する新しい工法を採用した初めての事例となります。

  一般にエスカレーターは、その上端と下端をそれぞれ建物のはりにかけて設置していますが、大規模な地震動などにより建物が大きく揺れると、エスカレーターの端部が建物のはりから脱落する恐れがあります。2011年3月の東日本大震災を受け、2014年4月には想定される建物の層間変形角(*2)を最大で1/24とするよう、国土交通省から告示がありました。これは従来の業界耐震基準である1/100に対し約4倍の揺れを想定したもので、新設エスカレーターはもちろん、既設のエスカレーターにおいても、十分なかかり代の確保が必要となります。しかし、既設エスカレーターのかかり代を延長するためには、建物にエスカレーターを支える追加はりの設置を必要とするなど、大規模な改造工事が必要になるケースがあり、これが既設エスカレーターの耐震強化工事における課題のひとつとなっています。

  

  

以上

  

◆お問い合わせ先

  株式会社日立ビルシステム カスタマー・サポートセンター

  電話:0120-7838-99(フリーダイヤル)

  

  

(株)日立製作所

http://www.hitachi.co.jp/

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。