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「アメリカ」デフォルト(債務不履行)の危機が迫る

米議会では8月2日に期限を迎える連邦債務の上限の引き上げ問題で与野党の協議が難航し、アメリカのデフォルト(債務不履行)という深刻な事態に刻一刻と近づいている。

法案成立までに10日ほどかかるとされており、事実上のタイムリミットは7月22日まで結果を出さなければ間に合わないといわれている。

先日オバマ大統領は債務限度引き上げの前提として、増税と歳出カットを含む包括的な財政赤字削減案の成立を図る方針でしたが、増税に反対する共和党がこれを突っぱねた形で、共和党のベイナー下院議長が債務引き上げ協議を離脱し交渉は決裂、今後の行方はいっそう難航しそうである。




もしアメリカがデフォルトになったとしても、デフォルトには以下の2種類のものがあり、8月2日のデフォルトはでは、テクニカル・デフォルトとなるようだ。

1、借金の返済ができない-デット・サービス・デフォルト

2、誓約条件の違約-テクニカル・デフォルト

テクニカル・デフォルトとは、融資や債券の発行に際して、発行側が守るべき誓約条件の1つが一時的に守れなくなること。

参考URL:http://zai.diamond.jp/articles/-/113742?page=2




ただ今回(8/2)はテクニカル・デフォルトといっても、後にも幾つもの債務履行が待ち構えており、連邦債務の上限の引き上げができない場合、とても緊迫した状態になる。

当然アメリカがデフォルトすると、円高が進み建設重機等の建設関連輸出に、大打撃を与える事ととなり、今後のアメリカ経済を、更に注意深く観察していく必要がある。