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JFEスチールとブリヂストンなど、建築構造物向け制振装置「間柱型粘弾性ダンパー」を開発

建築構造物向け制振装置「間柱型粘弾性ダンパー」を新開発

  

  このたび、JFEスチール株式会社(以下、「JFEスチール」)、JFEシビル株式会社(以下、「JFEシビル」)および株式会社ブリヂストン(以下、「ブリヂストン」)は、地震時のエネルギーを吸収し、建物の揺れを効率的に低減できる、新たな制振装置「間柱型粘弾性ダンパー」を共同開発しました。ブリヂストンが粘弾性体を使用したパネル(以下、「粘弾性パネル」)を製造し、JFEスチールが上下支持部材を製造、JFEシビルが組み立てと製品の販売を担当します。

  「間柱型粘弾性ダンパー」は上下の梁の間に設置する制振装置で、内鋼板と外鋼板の間に粘弾性体を接着した粘弾性パネルと、H形鋼を用いた上下支持部材で構成されています。風揺れなどの微小な振動はもちろん、大地震による建物の揺れ、および変形を低減し、鉄骨造や鉄筋コンクリート造など、建物の構造種別に関わらず適用が可能です。粘弾性体には、ブリヂストンが30年以上にわたって免震ゴム事業で培ってきた材料開発技術を活用し、減衰性能を強化した新開発の高減衰ゴムを採用しています。

  今回新たに共同開発した「間柱型粘弾性ダンパー」の構造安全性と設計法の妥当性は、3社が共同で実施した各種実験によって検証されており、平成29年3月に粘弾性ダンパーとしては初めて、一般財団法人日本建築センターから評定を取得しました。

  JFEスチール、JFEシビルおよびブリヂストンは、今後も安心・安全を支える制振・免震商品ならびに利用技術の開発を通じて、社会に貢献してまいります。

  評定:第三者機関が建築基準法令やその他の技術基準などに照らして性能を評価するもの。

  *参考資料は添付の関連資料を参照

以上

  

  

JFEスチール(株)

http://www.jfe-steel.co.jp/

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。