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大林組など、バングラデシュで第2橋建設工事と既存橋改修事業を受注

バングラデシュ  カチプール・メグナ・グムティ第2橋建設工事および
既存橋改修事業を受注
~首都ダッカと第2の都市チッタゴンを結ぶ幹線道路の輸送能力を増強~
  株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石  達)、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、社長:宮本洋一)、JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:狩野久宣)および株式会社IHIインフラシステム(本社:大阪府堺市、社長:井上  明)は、共同企業体を組成のうえ、バングラデシュ人民共和国  道路交通・橋梁省  道路局国道部(Roads  andHighways  Department(RHD),  Ministry  of  Road  Transport  and  Bridges)から「カチプール・メグナ・グムティ第2橋建設工事および既存橋改修事業」を約900億円で受注し、本日、請負工事契約を締結しました。

  本工事は、首都ダッカと第2の都市チッタゴン間の国道1号線上に位置するカチプール橋、メグナ橋、グムティ橋の既存3橋を改修し、既存橋に並行して第2橋を新設する工事です。これらの橋は、両都市を結ぶバングラデシュの人口の3割、GDPの5割を占める経済回廊上に位置し、経済発展に伴う交通量の増加が課題となっていました。既に想定交通容量を最大で6割上回っており、カチプール橋について既存橋の4車線に4車線を加え8車線化、メグナ橋とグムティ橋について既存橋の2車線に4車線を加え6車線化することで、交通容量の増大を図るとともに、橋脚の洗堀対策や橋梁の耐震対策を含む安全性能を向上させます。本工事は、日本の円借款による政府開発援助(ODA)案件であり、バングラデシュ経済全体の活性化に寄与することを目的としています。

  既存3橋は、世界銀行の貸付(カチプール橋)および日本の無償資金協力(メグナ橋、グムティ橋)により、1970年代から1990年代にかけて建設されたもので、施工は大林組が担当しました。清水建設もチッタゴン空港開発工事やルプシャ橋建設工事をはじめ同国で50年近くにわたり多数の工事実績を有しています。また、JFEエンジニアリングおよびIHIインフラシステムはそれぞれ隣国インドにてデリー・ムンバイ間の貨物専用鉄道の橋梁建設工事を施工しております。当共同企業体の本工事の受注については、これら各社の南アジアおよび世界各国での幅広い施工実績が評価されたものです。

  本工事では、鋼管矢板井筒基礎や連続細幅箱桁など難易度の高い技術を多数使用します。大林組と清水建設が下部工を、JFEエンジニアリングとIHIインフラシステムが上部工を担当し、これまで培った技術、ノウハウを用いて工事を予定通り完成させることで、バングラデシュの経済発展に貢献していきます。
以上
【工事概要】
  工事名称:カチプール・メグナ・グムティ第2橋建設工事および既存橋改修事業
  施工場所:バングラデシュ国  ダッカ近郊
  発注者:バングラデシュ人民共和国  道路交通・橋梁省  道路局国道部
  設計者:オリエンタルコンサルタンツほか7社
  請負金:約900億円
  工期:48ヵ月(2016年1月着工予定)
  JV構成社:大林組、清水建設、JFEエンジニアリング、IHIインフラシステム
  工事内容・カチプール(396m)・メグナ(930m)・グムティ(1,410m)既存3橋の改修
              ・カチプール・メグナ・グムティ  各第2橋および各取り付け道路の新設
              ・過積載車両通行防止用トラックスケールの設置ほか
  

  ・【計画地】
  ・【完成予想図】


(株)大林組

http://www.obayashi.co.jp/

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