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三井住友建設、のり面締固め管理システムを東日本高速道路に導入し有効性を確認

のり面締固め管理システムを実用化
―盛土のり面の品質管理の効率化―
  三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号  社長  則久  芳行)は、のり面締固め管理システムを東日本高速道路株式会社発注の北海道縦貫自動車道塩谷工事にて導入し有効性を確認しました。
  本システムでは、はじめて盛土工事ののり面締固め作業を定量的な手法で管理し、さらにPCとデータの連携を行うことで、締固め管理の施工記録帳票の自動化も可能になりました。のり面締固め管理システムは、マシンガイダンスシステムと締固め管理システムを融合させ、振動バケットを使用したのり面整形作業をリアルタイム管理するシステムです。GNSS

  

■技術開発の背景
  盛土のり面は、降雨の浸透や侵食を防ぎ、盛土本体の安定性を確保するために重要な役割を果たします。盛土工事において、締固め作業は強靭な構造物を施工するために重要な作業ですが、のり面部は盛土本体に比べ狭い箇所であるため、本体と同じ大型機械では施工できません。そのため、別の機械や施工法で施工されるのり面部では、盛土本体のように品質管理方法が確立されていませんでした。

■概要
  本システムは、GEOSURF  iCEシリーズ(

■技術の特徴
  ●のり面締固め管理方法の実現
    締固めエネルギーを定量的に評価することで、今日まで管理方法が確立されていなかった盛土のり面の締固め管理ができます。

  ●リアルタイムな統合管理
    従来の振動ローラによる転圧管理システムと同様に、施工管理情報は運転席のモニターにリアルタイム表示されるため、施工ミスによる品質不良を未然に防止できます。また、締固め管理システムやブルドーザマシンガイダンスシステムとの統合的な管理ができます。

  ●マシンガイダンス機能
    バックホウには姿勢監視センサーを搭載しているため、バックホウのマシンガイダンスシステムとしての利用も可能です。

  ●品質管理帳票の自動作成
    事務所に設置したPCとデータ連携を行っているため、のり面締固め管理の帳票を自動作成でき、省力化が図れます。

  *参考画像は添付の関連資料「参考画像3」を参照

■今後の展開
  三井住友建設では本システム同様に、近年急速に発展する情報化施工技術を導入し、施工管理の効率化と高品質化を図ってまいります。また、本システムなどで得られる品質管理データを3Dモデル上で視覚的に管理できるシステムを構築し、盛土構造物の維持管理、長寿命化へ貢献したいと考えています。

三井住友建設(株)

http://www.smcon.co.jp

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。