清水建設、インドネシアで地上４７階建て超高層ビルの建設工事を受注

インドネシア最高層のオフィスビル建設工事を特命受注
～アストラ・インターナショナル本社ビル～
  清水建設（株）＜社長  宮本洋一＞はこのほど、地元企業とのJV（共同企業体）により、自動車の製造・販売業を主体とするインドネシア最大の複合企業、アストラ・インターナショナル社から、同国で最も高層となる高さ２６１．５m、地上４７階建ての超高層ビルの建設工事を受注、近く請負契約を締結します。受注金額は約１８０億円。竣工は２０１８年１月を予定しています。

  本プロジェクトは、ジャカルタ市の目抜き通り、スディルマン通りの中心地に位置する約１５，０００m２の敷地に、延床面積１６．５万m２に及ぶ同社の本社ビルを建設するものです。本プロジェクトでは、当社の技術力とジャカルタ市内における高層ビルの豊富な施工実績、加えて、インドネシア最大の民間建設会社であるTOTAL社と組成したJVの施工体制が高く評価され、特命での工事受注に至りました。

  当社は現在、堅調な経済成長を続けるインドネシアにおいて、日系企業の工場建設のみならず、同国初の地下鉄となるジャカルタ都市高速鉄道（MRT）、同国最大手メディア企業・MNCグループから受注した大型複合ビル「MNCメディアタワー」（３９階建て、高さ１７３m、延床面積約１０万m２）など、非日系の建設プロジェクトにも複数携わっています。今後も、中長期的に旺盛な建設需要が見込まれるインドネシアをグローバル事業の重点市場と位置づけ、工事受注の拡大を図っていく考えです。
以上
≪参考≫

１．工事概要

  名称：Menara  ASTRA  Project
  建設地：ジャカルタ市内スディルマン通り
  発注者：PT  Astra  International
  設計者：（意匠）日建設計、AIRMAS  ASRI
            （構造）ARUP  Singapore
            （設備）MEINHARDT  Indonesia
  施工者：清水建設（６０％）、PT  Total  Bangun  Persada（４０％）
  規模：地下６階、地上４７階、塔屋３階
          建築面積８，０００m２、延床面積１６５，０００m２
  構造：鉄筋コンクリート造
  工期：２０１４年９月～２０１８年１月

２．完成予想パース

  

清水建設（株）

*記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。