埋立造成その6 10、揚土工その7、護岸築造その13 7JVが高精度施工展開 第2滑走路の供用を果たした2期事業。しかしながらそれは限定供用部分であ り、他のエリアでは現在でも造成工事はじめ、揚土工などが実施されている。 平成11年7月の着工以来、8年が経過した工事では、それまでに積み上げてき た実績を糧とし、高率的に高精度な作業を実現している。 今回の新滑走路オープンは、関空に高い効果をもたらすと期待されているが、 さらなるポテンシャルを引き出す上でも、今後の2期事業の進捗が大きなウエ イトを占めることになる。 第2滑走路から1番機が飛び立った関西国際空港。8月2日の供用開始を迎え るにあたっては、滑走路や誘導路部分が先行して整備されたが、それらはあく まで限定供用であり、工事は現在も実施されている。
現在、行われているのは、2期空港島埋立工事(造成その6〜10)までの5工区と揚土(その7)、護岸築 造工事(その13)の7工区。このうち埋立造成工事は、2次揚土工を受け、その最終層を施工する仕上げの 工程として実施。
その工事は、連絡誘導路の北側で滑走路部分と内部水面に接するエリア一帯で、(造成その6)として、五 洋・前田・西松・佐伯・竹中土木・国土総合JVが貨物地区として整備される区域を、それに隣接してエプロ ン用地となるエリアを、(造成その七)の東洋・りんかい日産・本間・錢高・大豊JVと、(造成その8)と して、若築・鴻池・みらい・大本・淺沼JVが、それぞれ担当。
また、(造成その9)では、五洋・西松・戸田・国土総合・株木JVが、内水面上に建設が予定されている第 2ターミナルビルから2期島へのアプローチとなる部分を、(造成その10)は、鴻池・若築・佐藤・フジ タ・本間JVで、将来の北側連絡誘導路の取付部分となる区域を受け持つ。また、この2JVでは、2期アン ダーパス工事も担当している。
造成工事では、2次揚土工と同じく大型振動ローラーによる締固めを層状に施工。層厚は約1・5?で、必要 とされる地盤高と予想沈下量で算出。均一で密度の高い強固な地盤を造成するため、最後はタイヤローラーに より地盤のたわみを等を確認するプルーフローリングで強度を確認した。
またその9・10では、サンドコンパクションパイル工法による地盤改良工事を実施、SPC杭約4、800 本を打設している。アンダーパスは2次掘削後にボックス型の躯体を構築。中央部の高さ約8・6?、幅約2 2?で道路は往復四車線とし、施工延長はその9が430?、その10は400?としている。
これら工事は、造成その6が平成18年8月中旬、同その7・8が今年2月下旬、その9・10も今年4月下 旬から、それぞれ実施され、その6は今年6月末に終了しており、その7・8も間もなく作業を終え、その 9・10では、7月下旬からアンダーパスに着手している。
一方、(揚土その七)は、東洋・みらい・飛島・大本・淺沼JVにより、連絡誘導路の南側で、滑走路エリア 東側で実施。ダンプによる運搬後にブルドーザーにより敷均し、大型震動ローラーで転圧締固めを行うもの で、今年11月からの着工を予定している。
また、2期空港島護岸築造工事(その13)は、東亜・佐伯・錢高・りんかい日産・大旺JVが、連絡誘導路 を挟んで内水面側の護岸の嵩上げとともに、北側開口部付近の護岸工事を行っている。
南側連絡誘導路を挟んで内部水面側の護岸嵩上げは、延長約6、000?にわたり、約2〜3?のコンクリー ト増設と消波ブロックの据え付けを実施。これら工事は、造成その6〜8と並行して行われた。
開口部護岸工事は、泉州港として整備される予定の北端部で実施。既設の石積護岸と鋼板セル護岸でつなぐも の。鋼板セルは直径22?、高さ24?で、既に8基のセルとアークの打ち込みを完了、内部水面側の延長ス リットケーソン護岸は7函を据付、これにより全21函の据付を終えている。
このほか2期島では、昨年11月から大深度ボーリングも実施されている。地震測定はじめ、埋立後の改定地 盤の状況確認と沈下予測の精度を高めるためで、深度1、200?のうち920?まで掘削が進んでいる。
これら2期工事は、1期工事を凌ぐ難工事と呼ばれたが、各工事を引き継いできた施工JV・各社では、これ まで培ってきた実績と技術を基に高精度の施工を展開、さらに現在まで無事故・無災害記録を継続して、KA LDはじめ関係者の信頼と期待に応えている。
