トップページ  ▶建設用語辞典  ▶破風板

破風板

 神社の屋根の両端部には、屋根を突き破ったように二本の板が交差して突きでて いる。これを千木「ちぎ」という。この千木と屋根の下方でつながっているのが 破風である。 つまり屋根の妻側に山形に付けられた板のことで、垂木の高級品のようなもの だ。寺院とか城のように豪壮な農家の屋根には、しゃれたデザインの板切れがつ いている。 これは、破風の付属品で、これも含めて破風といっている。板は棟の部分で接合 していて、この部分のことを拝み、軒先に近い下端を木尻という。 拝むために合掌する時、両手は指先を合わせて掌を重ねる。拝みは、ここから きているそうだ。 破風板は、建築物への雨の吹き込みを防ぐ重要な役割を担っ ている。 破風は、博風とも書く。博という漢字は、手でパチパチたたく、つかみ取るとい う意味があるから博風とは風をつかみ取り、吹き込みを防ぐことだとわかる。 破風と書くと、風を打ち負かすということになる。

調べたい用語を入力してください。
 
用語索引
【あ】 【い】 【う】 【え】 【お】 【か】 【き】 【く】 【け】 【こ】 【さ】 【し】 【す】 【せ】 【そ】 【た】 【ち】 【つ】 【て】 【と】 【な】 【に】 【ぬ】 【ね】 【の】 【は】 【ひ】 【ふ】 【へ】 【ほ】 【ま】 【み】 【む】 【め】 【も】 【や】 【ゆ】 【よ】 【ら】 【り】 【る】 【れ】 【ろ】 【わ】
の用語件数 1件中 1~件目