土木一式B1は府内業者に 大阪府都市整備部はこのほど、2009年度の建設工事に係る入札・契約制度の実施方針を明らかにした。原則 として随意契約を除き条件付一般競争入札(電子入札)とし、予定価格26億3千万円以上は国際競争入札 に、契約単価による発注工事は、条件付一般競争入札か通常指名競争入札にするとしている。また、今年7 月からは原則として、土木一式工事B1等級(1億8千万円以上、3億5千万円未満)は、特殊工事を除き 入札参加対象を府内業者とすることとしている。 主な工事の等級別入札参加要件は次の通り(金額は予定価格)。 土木一式工事 ~~~~~~~~~~~~ ▽2千万円未満 随契を除き府内D等級。但し発注者判断により府内C等級も可とする。 ▽2千万円から9千万円 随契を除き府内C等級、但し発注者判断により5千万円から9千万円は府内B2等級でも可とする。 ▽9千万円から1億8千万円 随契を除き府内B2等級。 ▽1億8千万円から3億5千万円 随契を除き府内B1等級、府外業者は特殊工事を除き原則参加は認めない。 ▽3億5千万円から9億円 随契を除き府内府内A等級(特殊工事を除く)。 ▽9億円から13億5千万円 随契を除き府内業者1者を含むA等級とB1等級2者の特定建設工事共同体。 ▽13億5千万円から26億3千万円 随契を除き府内業者1者を含むAA等級とA等級2者、A等級2者の特定建設工事共同企業体かAA等級の 単体。 *6千万円以上の発注については、原則として参加者に特定建設業許可を求め、6千万円未満についても、 工事内容に応じて発注者の判断により同許可を求めることができる。 舗装工事 ▽千万円未満(舗装補修工事含む) 府内C等級 ▽千万円から2500万円(同) 随契除きA等級(総合点数九六〇点未満)と府内B等級。 ▽2500万円から5千万円(同) 随契・単価契約除きA等級(前同960点以上)。府外業者は新設舗装で1回限り可。
▽5千万円 1億円(同) 随契・単価契約除きA等級2者の特定建設工事共同企業体で、代表者は総合点数1,060点以上、1者は中小企 業基本法第2条第1項に該当する府内業者。 ▽1億円から26億3千万円(同) 随契・単価契約を除きA等級2者の特定建設工事共同企業体で、代表者は総合点数1,160点以上、1者は中小 企業基本法第1条第1項に該当する府内業者。 *単価契約の発注については、原則一般競争入札とし、対象とする業者は発注者の判断で決定する。 建築一式工事 ~~~~~~~~~~~~ ▽5千万円未満 建築一式工事で府内D等級。 ▽5千万円から1億8千万円 随契除き前同府内C等級。 ▽1億8千万円から3億5千万円 随契除き前同府内B2等級。 ▽3億5千万円から6億円 随契除き前同府内B1等級。 ▽6億円から8億円 随契除き前同府内A等級。 ▽8億円から6億3千万円 随契除き前同AA等級とA等級2者の特定建設工事共同企業体かAA等級の単体。特定JVの1者は府内業 者を含む。 電気・管工事(プラント電気設備工事除く) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▽2千万円未満 随契除き原則として電気・管工事ともD等級。但し、発注者の判断により同C等級・B2等級も可とする。 ▽2千万円から5千万円 随契除き原則として前同C等級。但し、発注者の判断で同B2等級も可とする。 ▽5千万円から1億円 随契除き前同B2等級。 ▽1億円から2億円 随契除き前同B1等級。 ▽2億円から26億3千万円 随契除き前同A等級。 鋼橋上部工事(補修工事除く) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▽5億円未満 随契除き総合点数1,000点以上、府内業者又は府内に自社工場を有する者は900点以上。 ▽5億円から15億円 随契除き総合点数950点以上の者2者の特定建設工事共同企業体で、代表者は1,200点以上(府内業者又は府 内に自社工場を有する者は1,100点以上)で、1者は府内業者か府内に自社工場を有すること。 ▽15億円から26億3千万円 随契除き総合点数950点以上の者2者か3者の特定建設工事共同企業体で、代表者は1,200点以上(府内業者 又は府内に自社工場を有する者は1,100点以上)で、1者は府内業者か府内に自社工場を有すること。 このほか、PC上部工事で26億3千万円未満の工事は、随契除き原則としてプレストレストコンクリート工 事の総合点数950点以上が対象。また、機械電気設備工事のプラント設備は、26億3千万円未満は随契除き原 則として一般競争入札を採用、工種に応じた等級か総合点数を有すること。