23日に現地説明会 大阪府では、「竜華水みらいセンター上部利用事業者」を募集する。大阪竜 華都市拠点地区の中心に位置する地下式下水処理施設である同センターの上 部地で、活力と魅力ある施設の導入を目指すため、事業用定期借地方式によ り民間事業者から提案を公募するもの。質問等を2月10日まで受け付け、応 募登録は3月。なお、23日に現地説明会を開催する。
大阪竜華都市拠点地区は、八尾市の旧国鉄竜華操車場跡地を中心とした土地区画整理事業により、駅前広場 や幹線道路等の公共施設を整備し、複合機能を集積した個性と魅力あふれる都市拠点を形成する地区として 位置づけられている。このうち、同地区の中心に位置する竜華水みらいセンターの上部地については、公 益・文化地区にふさわしい公共施設の導入が検討されてきたが、相当する施設が見当たらない状況にある一 方で、2007年の自治法改正で民間事業者への行政財産の貸付が可能となったことから、今回、民間活力の導 入による利用計画を求めるもの。 対象となるのは、八尾市竜華町2丁目地内の敷地面積約2万3,600?。事業方式は、20年以上30年未満の事業 用定期借地権等設定契約として、貸付料は1?で月額329円を最低価格としている。土地利用にあたっては1 ?あたり東側敷地3,300?は10トン 、北側敷地7,800?は9トン、南側7,200?は3トンの荷重制限が設けら れている。 提案では、敷地の15%以上を緑化し、施設はセンター施設の維持管理上に支障をきたさず、産業・教育・文 化等機能を有する施設導入によるまちの賑わい創出という同地区の目標に沿ったコンセプトを定めるととも に、下水道のイメージアップに貢献する取り組み、センターの存在価値を高める施設計画を求める。 参考施設として、会議や展示場等のコンベンションセンター、研究施設のインキュベーションセンター、工 房や事務所等の産業関連施設、図書館や大学サテライト教室、専門学校等の教育関連施設、文化施設として のカルチャーセンターや体育館、スポーツジムなどのほか、銀行やクリニック施設を挙げている。なお、物 販店舗面積は敷地の25%以下で延べ面積は1万?以下とした。 応募資格は、自ら事業者として施設の計画・建設・管理運営を行える資金と経営体制を備え、対象地全体を 利用して事業化できる企業又は企業グループ。募集要項等に対する質問を23日から2月10日まで受け付け、 応募登録は3月10日から16日、提案を同25日から31日まで、それぞれ受け付ける。最優秀提案者の発表は4 月に予定している。審査は、小林正美・京都大学大学院教授を委員長とする「竜華水みらいセンター上部利用 事業者選定委員会」が事前審査と書類審査の2段階で行う。 現地説明会は23日10時から開催。参加希望者は20日までにメールにて申し込む。募集要項はホームページか らのダウウンロードで。問い合わせは、大阪府住宅まちづくり部市街地整備課計画調整グループ(電話06− 6944−76780)。HPアドレスhttp://www.pref.osaka.jp/toshiseibi/index.htm