彫刻・建築・空間 あすとホールで23日から始まったKAJIMA彫刻展。2004年、2006年に次 いで3回目で、春の特別企画として開催され、コンクルール入選作品はじめ 49点を展示。5月8日まで。KAJIMA彫刻コンクールは、「彫刻・建 築・空間」をテーマに、1989年から2年に一度のビエンナーレ形式で開催さ れている国内唯一の屋内彫刻コンクールで、海外からも高い評価を得てい る。10回目となった今回は、海外を含め277点の応募があった中から、彫刻界 と建築界の審査員により10点の入賞・入選作品が決定された。 会場となるあすとホールは、鹿島が初めて手掛けた国内初の本格的PFI事 業で運営しているもので、同社では、イベント開催を始め文化教室や講習 会、研修会、サークル活動など、生涯教育地域コミュニティ施設として、泉 大津市はじめ、広く地域の人々に活用されている。また、この26日、27日に は、同展の入選者を講師に迎えての「あすと子どもアート教室」や、5月8 日にはシンポジウムも開催される。同展の一般公開に先立ち、22日には関係 者らによる内覧会が行われ、金賞受賞者のゼロ・ヒガシダ氏はじめ、鹿島関 西支店の木戸徹支店長らが出席。
主催者挨拶で木戸支店長は、ホールの運営も順調にきているとし、彫刻展に関して、「前回は会期中に約300 人が訪れ盛況だった。今回も見応えのある展示空間となっている」とし、泉大津市の文化の向上に寄与する ため、「鹿島グループ挙げて事業を推進していく」と今後も協力を約束した。 また、神谷昇泉大津市長からは、「展示会を継続することにより、泉大津市から新しい文化が開花するも のと期待する。今後も回を重ね定着してほしい」と、同展の成果に期待するメッセージが寄せられた。 会期中は10時から19時まで。月曜日休刊。後援は、泉大津市、同教育委員会、同文化協会、同文化連盟、泉 大津美育研究会、財鹿島美術財団、財鹿島学術振興財団、南海電鉄。