一般会計１兆9762億円で5.4減、11年ぶりに２兆円下回る
兵 庫県はこのほど、平成20年度当初予算案を発表した。総額では、対前年度当初比で４％減の３兆4,612億 6 ,600万円、一般会計は１兆9,762億3,600万円と同じく5.4％減と過去最大の減少で、1997年度以来11年ぶり に ２兆円を下回った。特別会計は同3.3％減の１兆2,750億4,400万円などとなった。一般会計における普通建 設 事業費は、2,379億6,328万６千円で前年度比14.9％の減となっている。 普通建設事業費も14.9％の減に 普 通建設事業費のうち、補助事業は1,063億7,195万円（対前年度比13.5％減）、単独事業費は1,039億6,868 万 円（同18.5％減）。目的別では、土木費が予算全体の12.6％で2,485億9,521万円（同14.2％減）となり、 部 局別では県土整備部は2,553億640万円（同14％減）となっている。 主 な事業は次の通り。 ひ ょうごの元気の創出 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▽ 旧宝塚音楽学校の保存・利活用への支援 ＝１億8,056万円（文化発信拠点として利活用） ▽ 県立加古川病院の整備 ＝91億6,753万円
（ＲＣ造・免震構造地下１階地上六階、353床） ▽ ライフライン確保対策の推進 ＝１億9897万円
（県立がんセンター等での受水槽耐震化など） ▽ 兵庫医大篠山病院の建替支援 ＝１億249万円 ▽ 次世代スーパーコンピュータの産業利用への支援＝２億32万円
（本体施設、高度計算科学研究支援センター） ▽ 高度技能者養成事業の実施 ＝474万円（大工、建築等の技能継承講座開設） ▽ 緊急防災林の整備 ＝７億200万円
（簡易土留工等の設置、実施面積2,340ha） ▽ 里山防災林の整備 ＝４億４千万円
（防災施設・歩道整備等、実施面積400ha） 野 生動物育成林の整備 ＝１億4,400万円
（バッファーゾーン、歩道整備等、実施面積200ha） ▽ 新水産会館の建設支援 ＝５千万円（明石市、21年４月供用）
生 活の質の向上 ~ ~~~~~~~~~~~~~ ▽ 県施設の省エネ化改修 ＝6,86万円（県立高校、警察各二カ所） ▽ 播磨灘の里海づくり事業の推進 ＝3,40万円 ▽ 瀬戸内海漁場環境修復計画の推進 ＝3,26万円 ▽ 明舞団地再生推進事業の実施 ＝149万円 ▽ 公共交通バリアフリー化の促進 ＝２億7,169万円
（鉄道駅舎エレベーター等設置・７駅14基） ▽ 付加価値向上による良好な住宅分譲の推進 ＝152億3029万円
（播磨科学公園都市、神戸三田国際公園都市など） ▽ 再開発ビルリニューアル支援 ＝1310万円 交 流の促進 ~ ~~~~~~~~~ ▽ 海外日系人会館（仮称）の整備支援 ＝8,600万円（神戸市と共同で保存・整備） ▽ 余部橋梁の架替事業の実施 ＝４億円（橋梁新設工、基礎杭工・橋脚工等） ▽ ＪＲ山陰本線・播但線高速化推進調査の実施 ＝１千万円 ▽ ＪＲ姫新線利便性向上対策の実施 ＝44億6,681万円（実施設計、軌道改良工事等） ▽ 鉄軌道近代化設備整備への支援 ＝5,827万円（神戸電鉄、北近畿タンゴ鉄道へ補助） ▽ 阪神三宮駅都市鉄道利便増進事業の実施 ＝２億3,430万円（準備工、駅舎改築工事） ▽ 播磨臨海地域道路計画調査の実施 ＝２千万円 ▽ 北近畿豊岡自動車道整備計画調査の実施 ＝１千万円 ▽ 高砂西港再整備計画の策定 ＝1,370万円
家 庭と地域の再構築 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▽ 姫路警察署の移転新築 ＝21億3,785万円（ＲＣ造七階、18年度 21年度） ▽ 交番・駐在所の新築及び改修 ＝２億3,180万円安全・安心の確保 ▽ 宅地耐震化の推進 ＝522万円 ▽ 県有施設の耐震改修の推進 ＝９億9,805万円
（朝来、伊丹警察署、姫路大学新在家キャンパス等） ▽ 県立学校の耐震化の推進 ＝81億５千万円
（校舎・体育館工事21校、実施設計７校） ▽ 津波重点対策の推進 ＝６億5,700万円（津波ステーション、防潮堤等の整備）
