大阪府電子調達システムの手続き・操作などについて 茨木市建設総合協同組合(山本鐘雄理事長、山本土木?会長)は7日、大阪府 契約局・契約総務課の電子調達システムグループ専属講師(3名)を迎え、茨 木市畑田町の茨木市立生涯学習センター(きらめき)で電子入札の説明会を開 いた。同説明会は、電子入札がすでに府下市町村の一部で実施され、茨木市も 導入されるのが必至の状況となっていること、また大阪府茨木土木事務所が昨 年度まで実績評価型指名競争入札として取り扱ってきた工事で、今年度から原 則として公募型指名競争入札(電子入札)として発注するなど、電子入札の導 入に際して速やかな対応が求められている現状を踏まえ開催されたもの。
組合加盟の47社から72人が出席し、システムの利用留意事項や手順、操作方法など、講師の解説に熱心に耳を 傾けた。 説明会は、府の専属講師が約2時間にわたってスライドを交えなが大阪府電子調達システムについて解説。は じめに2003年度から採用した電子入札を年々拡大し、今年度は簡易公募型指名競争入札の一部導入、2007年度 から本格導入を目指しているスケジュールが示された。その後、ICカード利用上の注意から案件情報の検 索、入札説明書への質問、入札参加申請の入力方法、辞退届の提出方法、設計図書に関する質問と回答、連絡 事項の確認、入札書提出(電子入札ログイン、作成、確認、印刷、入札書受信確認通知、締切通知)、落札者 決定に至るまで、電子入札の流れについて詳しく解説。注意事項として、ICカード登録でJavaポリシー の設定を必ず行うこと、複数枚のICカードが登録できること、連絡事項は常に確認しておくことーなどを挙 げ理解を求めた。 質疑応答では、出席者から「マニュアルの発売について」「入札の時間的な幅について」「数字の訂正につい て」質問が出され、これに対して府は「マニュアルは販売していない。ホームページからダウンロードしてほ しい。入札の時間幅は、通常、2日間とっている。できれば1日目に数字を入れてほしい。2日目は1日目に うまくいかなかった場合。一旦出された数字は訂正できない。数字には十分気をつけてほしい」と答えた。 山本理事長は「入札方式が変わってきた。電子入札は、もう避けて通れなくなっている。操作方法はあま り難しく考えないでほしい。慣れると簡単。体験講習会も利用してほしい。増えている低入札については、常 識ある積算をお願いしたい」と話している。
【写真:説明会で熱心に耳を傾ける出席者】